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  1. 名護市議会 2017-06-07
    06月13日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成29年第187回名護市定例会第187回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       平成29年6月7日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      平成29年6月13日 火曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      平成29年6月13日 火曜日 午後4時44分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  大 城 松 健  │ 出 │  15  │  吉 元 義 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  16  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  屋比久  稔   │ 出 │  17  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  金 城  隆   │ 出 │  19  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  20  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  宮 里  尚   │ 出 │  21  │  大 城 敬 人  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  翁 長 久美子  │ 出 │  22  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  岸 本 洋 平  │ 出 │  23  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  仲 里 克 次  │ 欠 │  24  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  渡具知 武 豊  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  仲 村 善 幸  │ 出 │  26  │  宮 城 弘 子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  神 山 敏 雄  │ 出 │  27  │  長 山  隆   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       27番 長山 隆  1番 大城 松健 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  稲 嶺  進               副市長  山 里 将 雄 政 策 調 整 官    小 野 雅 春   総 務 部 長    石 川 達 義 地域政策部長     金 城  進    商工観光局長     比 嘉 克 宏 こども家庭部長    山 城 実千代   市民福祉部長     野 原 健 伸 農林水産部長     祖 慶 実 季   建 設 部 長    長 山 儀 和 環境水道部長     伊 佐 嘉 巳   消  防  長    照 屋 秀 裕 総 務 部 参 事    仲宗根  勤              教育長  座間味 法 子 教 育 次 長    中 本 正 泰議会事務局出席者 事 務 局 長    岸 本 健 伸   次     長    宮 里 幹 成 議 事 係 長    上 地 宏 樹   庶 務 係 長    神 谷 智 子 議  事  係    宮 城  建    庶 務 係 主 査    奥 間  肇  庶  務  係    宮 城 敬 吾   臨 時 職 員    名 嘉 洸 大 ○屋比久稔(議長) おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。5番 金城隆議員、一般質問を許します。 ◆5番(金城隆議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、議席番号5番、礎之会、金城隆、第187回名護市議会定例会の一般質問をさせていただきます。質問事項の1 市発注工事の最低制限価格について。要旨の(1)市内土木コンサル業の皆様より、最低制限価格等の引き上げについての要望がありますが、市当局のお考えについて伺います。要旨の(2)市内電気設備業者機械設備業者の皆様からも、最低制限価格の引き上げの要望がありますが、市当局のお考えについて伺います。質問事項の2 地域からの要望についてでございます。要旨の(1)JAおきなわSS屋我地給油所から饒平名の屋我地診療所に至る県道110号線において、饒平名623番地前の前に花木センターのあったところでございますが、その緩やかなカーブがありますが、そのカーブで昨年度、カーブを曲がりきれずに県道沿いの反対車線を横切って、キビ畑に車が突っ込んだ事故が5件も発生していて、いずれの事故においても同様な事故状況であり、何らかの対策をしていただきたいとの、キビ畑の所有者の方からの要望がありますが、当局の対応について伺います。要旨の(2)屋我地内の県道110号線において、屋我地ビーチから300メートル余りの区間において防風林のモクマオウの枯れ木が二十数本立ち枯れ状態で放置されており、以前にも屋我区より、北部土木事務所に枯れ木の伐採をお願いしたところでございますが、依然として対策がとられていない状況にあります。モクマオウの枯れ木はほとんどが10メートル以上の高木であることから、もしもそれが倒れた場合、県道を通行する地元住民を初め、観光客にも重大な被害を及ぼすことが考えられます。これからの台風シーズンを迎えるに当たり早目の対策をしていただきたいということで、屋我区長より要望がありました。当局の対応についてお伺いします。要旨の(3)済井出地内、済井出ビーチ横の屋我・済井出の土地改良区からの排水路がありますが、放流先が済井出ビーチ横の海岸となっていて、その下流にヘドロが堆積し排水路で異臭がしており、また海側には砂が堆積しているため、排水がうまく機能していない状況にあります。排水路のしゅんせつと海側の砂の撤去ができないものかと、済井出区長より要望がありますが、当局の対応をお伺いいたします。要旨の(4)過去の定例会、第183回、昨年度の6月において市道屋我地4号線の改修工事をお願いしておりましたが、その後の進捗状況について伺います。これについては、屋我地振興会からもその整備のお願いをしてありますが、はっきりした返事がもらえていないのが現状であります。よろしくお願いいたします。以上、一次質問とし、二次質問については自席より行いますので、ご答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) さきの通告により一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) おはようございます。それでは、質問事項の1、質問要旨の(1)と(2)についてお答えいたします。まず初めに要旨の(1)について。土木建設コンサルタント業務を含む建設工事に係る委託業務の最低制限価格については、平成28年度まで算定式は導入しておらず、決裁権者が設定範囲内において、これは70%から90%ですけれども、任意で設定をしておりました。しかし、任意での設定方法は説明根拠に乏しいため、平成29年、ことしの4月1日より、別紙の名護市入札における最低制限価格に関する要綱のとおり、委託業務においても建設工事と同様に上限値を撤廃した上で、これは70%以上でございますけれども、撤廃した上で算定式を導入して、最低制限価格を設定しております。また、当該算定式の導入等については、市内の建設コンサルタント業者等に対して文書で通知をしており、あわせて名護市ホームページにも掲載をして周知を図っております。なお、当該算定式については、「中央公共工事に関する契約制度の運用連絡協議会」において定められたモデル、いわゆる中央公契連モデルに準拠して設定された沖縄県の算定式を参考にしております。この算定式は公契連において「必要な調査研究等を行い、もって公共工事の適正な施行に寄与すること」を目的として示された最低制限価格のモデルであると考えております。また、本市における算定式を導入したばかりで、入札の件数も少ないことから、現時点において最低制限価格の引き上げを行うことは考えておりません。ただし、沖縄県の算定式について、改正等があった場合は、本市の算定式についても改正等を行って運用していきたいと考えております。続きまして要旨の(2)について。建設工事の最低制限価格については、70%から90%までの範囲で、沖縄県と同様の算定式により設定されていましたが、平成28年1月から上限値を撤廃し、現在も同基準において入札を執行しております。また、平成28年度の落札率は電気工事が95.10%、管工事が94.60%になっており、上限値撤廃前の落札率、電気工事が92.90%、管工事が93.04%を超えている状況でございます。数件の入札については、低い落札率で落札される場合があると思いますけれども、当該数字から判断すると、落札率が著しく低いとは考えにくいため、現時点において最低制限価格の引き上げを行うことは考えておりません。ただし、沖縄県の算定式に改正等があった場合には、本市の算定式についても改正等を行って運用していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ことしの4月1日から新算定方式でやられているということを、今おっしゃっておりますが、その中で、今回1件、ことしの4月からこれまでにやられた1件の中で、78%で落札されているところがあるわけです。ほかの業種においては全部90%以上いっているものを、なぜ土木コンサル業だけが78%なのかということで業者のほうからも、今後の人材育成、会社の経営についても非常に危惧しているところがありまして、何とかこれを従来の90%まで上げてもらえないかということで要望がありました。県に準ずるということではあるのですが、県の実際の落札額は4月から6月までの状況を調べてまいりますと、大体が90%以上で落札されているわけです。そうであれば、もう我々も最初からそれの最低制限価格を90%にするということはできないでしょうかということですが、いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 県のほうに準拠して、算定式を導入しておりまして、その算定式の中でそういった最低制限価格になっていくわけでして、それが78%というのが一つあったということですけれども、それについてはやはり競争の世界ですので、そのような数字でもって我々はやっておりますので、その辺についてはご理解を得たいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 今言われている、特にコンサルの場合はランクがないということを聞きましたけれども、ランクがないために、大小企業がある中で、小さい企業も大きい企業もみんな一律となると、技術者を多く抱えている企業はそれなりの技術者の報酬とかそういうのを考えた場合、なかなか、また名護市の場合は年に1件を受注するとその次からの指名はないということでもあります。そういうことを考えた場合に、技術者が多くて、皆さんのほうで全部把握していらっしゃるはずですから、技術者が多いところと少ないところ、その辺の区分けを、ランクをつけないのであれば、そこを役所のほうで、当局のほうで考えていただいて、もし大手が1件を落札しても、その手持ちの工事が80%以上進捗した場合は、もう1件も指名に入れるということはできないでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) コンサルについても、ランクづけは必要ではないかということですが、そのことについてはアンケート調査をコンサルの皆さんにやっております。その中で、このランクづけをするということについては、まだ検討が必要であるというのが60%を占めております。すぐに実施してほしいというものは4%ということで、あとの36%はその他の場合ということになっておりまして、まだまだランクづけというのは時期尚早かなということがあります。それとまた委託業務の金額についても、年度年度で違うということで、例えば1,000万円以上は、平成27年度は7件、平成28年度は22件。500万円以上については、平成27年度は13件、平成28年度は25件。500万円以下については、平成27年度は45件、平成28年度は63件ということで、平成28年度は多いのですが、決まった数ではないということがありまして、そうなると専門分野、得意分野などを一緒にし、ランクをつけると受注機会が減ってくるのではないかということもあります。それから、この格付については、県内では、コンサルについては事例がないということもありますので、この辺についてはこれから他市の状況も含めて推移を見ながら検討していくということになると思います。それから80%以上工事が進行したら入札に入れてほしいということなのですが、これについては工事のほうでは実施しておりますので、今後、委託業務については、どうするかについてはまた検討していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ありがとうございます。2週間前ですか、コンサルの方々と懇親会をやったわけですが、その中で、今業者も非常に、市内にコンサル業が26社おられるということで、かなり仕事も過当競争になっているということで、この間の落札額が出てそうなったのではないかと思っておりますが、ぜひとも市内コンサル業者との情報交換もやっていただきたいとの要望もありましたので、今後については業者との懇親も深められてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 私のほうからは質問事項の2、要旨の(1)と(2)についてお答えいたします。まず初めに要旨の(1)について。議員ご指摘のとおり、JAおきなわ屋我地給油所から饒平名の屋我地診療所に至る県道110号線の現場を、担当者で確認しております。地域住民の方以外にも、観光客も多く通行する道路であると認識をしております。市としましては、事故がなく、安全に車両が行き交えるような対策を地域と連携を図りながら検討するとともに、注意を促す看板の設置や滑り止め舗装を施すなど安全対策の実施について、道路を所管する沖縄県北部土木事務所に相談をしてまいりたいと考えております。続きまして要旨の(2)について。議員ご指摘の現場を確認してまいりました。ご指摘のとおり、モクマオウが立ち枯れた状態である状況であります。また当該箇所では、過去に台風時に枯れたモクマオウが道路側に倒れてしまう事案があったことも聞き及んでおります。屋我区から、沖縄県北部土木事務所に対し、枯れ木の伐採を依頼しても状況が改善されていないこと、また市としましてもこれからの台風シーズン及び観光シーズンに向けて、交通安全の観点からも枯れ木の伐採が必要であると考えており、屋我区と協力しながら、同じく道路を所管する沖縄県北部土木事務所に要請をしていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) おはようございます。要旨(3)について答弁いたします。しゅんせつの要望がある場所は、屋我地区の土地改良地内から流れる排水路の流末であり、済井出ビーチの南東部に位置しております。現場調査をいたしましたところ、排水路内に堆積物はありませんでしたが、海岸側は排水の流れが完全には遮断されていないものの、閉塞を起こしており、黒いヘドロ状の堆積物や悪臭を確認しました。済井出区長にお聞きしたところ、排水路内のヘドロや砂は区民が除去したので、海岸側の砂の除去対応をお願いしたいとのことでありました。当局としましては、排水機能の阻害要因となる砂が閉塞などを起こす場合は除去する必要があるため、当海岸を管理しております沖縄県北部農林水産振興センターと調整を図り、対処してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。
    ◎長山儀和(建設部長) おはようございます。私のほうからは、質問事項2、要旨(4)についてお答えいたします。市道屋我地4号線の道路整備につきましては、第183回定例会、6月の一般質問で答弁したとおり、現在本市で運用している名護市道路整備プログラムで抽出された整備路線となっていることから、平成28年6月1日に饒平名区へ地域合意形成の必要性や地域バランスを考慮した整備方針など、事業化に向けた流れを説明しております。平成28年8月15日には、饒平名区から地権者全員の事業同意書が提出されておりますので、同年度内に道路概略設計を実施し、概算事業費の算出を行い、去る平成29年5月に沖縄県へ平成30年度新規事業化の要望を行ったところであります。今後の予定としましては、10月から11月ごろに実施され平成30年度事業の本要望、ヒアリングで詳細な金額や事業スケジュール等について説明し、翌年2月から3月に実施される事業認可ヒアリングでは、平成30年度に実施する内容について説明を行うなど、当該路線の補助事業化について取り組んでいく計画となっております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) それでは要旨の(1)でございます。この県道110号線のカーブについては、以前にも沖縄県北部土木事務所にも地主のほうから二度ほど、電話で要望しているわけですが、なかなか対策として目に見えたものがないものですから、昨年度5件というのも、車はもう使用不能というのが3件ありまして、そしてキビの被害というのも、5件事故があったうちの1件が1万円の賠償金を持ってきたというだけの話で、あと4件は事故を起こしてそのまま知らんぷりなのです。そういう状況では、1年間かけてキビ作をやっている農家の方からすれば、本当に人をばかにしているということで、私のほうに苦情がまいりましたので、それで今回取り上げた次第でございます。これについては、滑り止めの、現場を見ていただければわかると思うのですが、完全にタイヤがスリップした後というのがいくつもできております。そして反対側の側溝にはふたがないために、そのまま落ちてしまっているのもありました。バイクが1回落ちておりました。バイクは大きな交通事故にはならなかったのですが、もし対向車が来た場合は、これは対向車にも影響が出るような状況でありますので、どうか看板設置を、ここは法定速度が40キロということになっております。屋我地診療所から屋我地支所までの間は50キロになっているわけですが、これはある意味ではスピードを出さないようにということでの40キロ制限ということになっていると思うのですが、ところが40キロでここを通行する人はほとんどいないと言いましょうか、屋我地給油所から真っすぐ400メートルぐらいあるのですが、その間ではもうスピードを落とすということはほとんどないので、それで朝の事故が何件かあるわけです。朝はもう急いで、時間に間に合わせて行く方がそこでやられたのかと。あと観光客がそのうちの3件なのですが、そういう意味では、早目の対策、人身事故が起こらない前に対策をしていただきたいと思いますが、この辺については、沖縄県土木事務所にもその情報というのは行っておりますので、早目の対策ができないでしょうか。いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 議員がおっしゃるとおり、当該箇所は緩やかな下り坂で直線であるということで、議員おっしゃるとおり法定速度の40キロ以上は出しているものだと考えております。そういうことで、ハンドル操作を誤るという可能性が大ということは、今現場を確認して思っております。そういうことで、本人から電話で沖縄県北部土木事務所に連絡はしているということなのですが、今後は市としても区長を含めて要請書なりを、沖縄県北部土木事務所に強力に要請をしていきたいと思っております。早目に看板とか、そういう滑り止めについては時間が多少かかると思いますので、それについては沖縄県北部土木事務所の予算とか、事業の進捗等々あると思いますので、なるべく早目にできるように、沖縄県北部土木事務所のほうに、強力に要請していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) それではよろしくお願いいたします。それでは要旨の(2)に行きたいと思います。要旨の(2)については、先ほど総務部長も言われたように、過去の台風において、このモクマオウの倒木がありまして、道を塞ぐことがありました。その際には、屋我地消防団のほうが出て対処していただきましたけれども、それでもこの台風の中、3時間以上もかかってやっているものですから、そういう前の対策がきちんとやられていればこういうことは、それこそ道具とかそういうものもありませんでしたし、なかなか厳しい状況でありましたけれども、今回は屋我地支所はもう災害のための道具もかなりセットされているということでございますので、これはこの消防団がやることではなくて、対策として沖縄県北部土木事務所にも陳情も申し上げているわけですから、今度はこの議会で取り上げていただいて、名護市からも要望を出していただきたい。そしてモクマオウの高木は、なかなか現場調査をされたと思うのですが、本当に大きな大木でございます。そういう意味からも、簡単に普通の素人では撤去できない状況にありますので、その装備を持ち合わせている専門職の皆さん、できればこの台風シーズンの前に何とかしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 現場を少し確認しております。この現場は保安林に指定されていて、この所有者は個人の所有だということになっております。そういうことで、保安林の管理を含めて、沖縄県北部土木事務所、あるいはまた保安林になりますと、沖縄県の北部農林水産振興センター、そこの森林整備保全課がありますけれども、そこらあたりで調整が、個人所有でもあるということがあって、個人所有の場合は所有者が対応することになっておりますので、その辺で県のほうもなかなか手がつけられないという状況があるということは想像しております。そうであっても、やはり議員がおっしゃるとおり、かなり大きな大木ですので、しかも終戦直後に植えられた保安林ということで、かなり高さもあるモクマオウです。枯れてしまうとなかなかチェーンソーでも切れないぐらい堅い木になっておりますので、その辺は議員おっしゃるとおり、専門の皆さんにお任せしないとできないという部分があると思いますので、そこら辺についてもやはり道路を管理する土木事務所、それと森林整備保全課も含めて、少し我々のほうから話し合いを持って行って、台風シーズンも近いということもありますので、なるべく早目に、その辺は調整をしながら対応していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 対応のほうよろしくお願いいたします。それでは要旨の(3)です。この間、当局の担当者の方が見えたときに、私も一緒に現場を確認しました。そのときは、その地域で住宅を建設している皆さんが自腹でユンボを持ってきて、余りの臭さに排水路をしゅんせつしたのです。ところが、海側のほうはどうしても排水路の半分が砂で閉ざされているといいますか、完全ではないのですが、どう考えても流れがスムーズではないわけです。そういう意味では、ここに枯れ葉とか、排水路から流れてきたいろいろなものが堆積して、本当に異臭を放っているということでありますので、これは済井出ビーチのオーナーさんからも陳情は出ておりまして、海水浴、特に雨の降った日の翌日は大変だということで言われております。以前にも、私はこの屋我地地域の農業排水路のしゅんせつと、またこの下流付近の泥だめを何とかできないかということでやりましたけれども、皆さんの答えは、これは県管理のかんがい用水であるし、排水路であるので、なかなか手をつけるのが難しいということでありましたけれども、もう屋我地全体が今そういう状況になっているのです。特に済井出、そして済井出の集落から来る、真ん中から来る、あるいは県道側に出ている大きな排水路も全部ヘドロで、下流付近はヘドロが堆積しております。そして一番ひどいのが饒平名の運立(うんだち)のところ、あそこも羽地内海のヒルギ林のところも一旦入ってしまうと、それこそ30センチ、40センチぐらいずぼっと入る。ヘドロの中に入っているようなものです。それと我部の塩田の近くもみんなそうであります。そういうことからしても、今回は済井出を挙げましたけれども、屋我地全体の排水路について、何か対策がとれないものかどうか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 今回ご質問のあった、まずは済井出のほうの海岸ですが、海岸側のほうがかなり黒ずんでいて、しかもそこに岩礁も少し見られるものですから、なかなか手をつけるにはそれなりの手続も必要なのかなと考えているところです。一次で答弁しましたように、今後北部農林水産振興センターと具体的に調整を図ってまいりたいとは考えておりますので、今議員がおっしゃるようなことも含めて、抜本的な対策が講じられるのかどうかを含めて調整を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) よろしくお願いいたします。それでは要旨の(4)です。今回これを一般質問で取り上げたのも、饒平名の区長、今回大城さんにかわったのですが、引き継ぎがされていなかったのか、大城区長は何もわからなかったのですが、上原区長のときは、住民の同意書も全部もらっているということを聞きましたので、これはいつやるかとかそういう日程のことまでは存じ上げないということでありましたので、今回の質問に取り上げました。これは、先ほど言う平成30年度に実施していくということですか。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) 一次答弁で申しましたように、新規は平成30年度事業からという形で進めようとしております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) この市道屋我地4号線の整備については、屋我地振興会でも取り上げたというのは、これから大雨が、きのうも降っておりますが、大雨のときは市営住宅のほうに行けない状況になってしまうのです。向こうが冠水して。その辺も含めて、支所から急勾配の中で、流れてくる中で、排水路の処理、あの辺も含めた道路の整備をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) 議員がご指摘のように、屋我地支所のほうからも、大雨のときは大量の水が流れてきます。それと饒平名市営住宅が今、水路等々がありますので、その辺は十分、今回は設計段階でも調整して、排水計画がスムーズにいくように対応していきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) どうか道路の整備だけではなくて、排水の処理も考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上をもちまして、時間が相当余りましたけれども、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前10時38分) 再 開(午前10時49分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。11番 東恩納琢磨議員、一般質問を許します。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。きょうは、新規採用された職員の皆さんが傍聴しております。きょうの気持ち、採用された皆さんの初心を忘れず職務を全うしていただきたいと思いますので、その前に採用おめでとうございます。それで皆さんにぜひ見ていただきたい映画があります。黒澤明監督の「生きる」という映画をぜひ皆さんに見ていただきたいと思っていますので、これを見ると本当に公務員はどうあるべきかというのがわかると思いますので見てください。それでは通告に従いまして、議長のお許しを得まして、東恩納琢磨、一般質問を行います。質問の事項1 文化財保護について。(1)今後も大浦湾、辺野古地先において文化財調査が行われると伺っていますが、工程と進捗状況をお伺いします。質問の事項2 東京オリンピック聖火宿泊事業及び各国の強化選手誘致について。(1)平成25年12月定例議会で、2020年東京オリンピック開催に合わせて、子どもたちのスポーツ振興の見地から、名護市の立地条件を生かして各国のオリンピック強化選手を誘致してほしいとお願いいたしました。それに対して当時の教育次長は、教育委員会からも提案しながら、市全体で取り組んでいくとの考えを示されました。それを踏まえ、ア これまでどのような取り組みを行い、これから誘致に向けてどのような取り組みを強化していくお考えかお伺いいたします。質問の事項3 環境行政について。(1)県の赤土等流出防止条例が施行されて20年以上が経過していますが、三方、海に囲われている名護市としてどのように評価していますか。検証したことがあるかお伺いいたします。(2)タイワンハブの生息地が拡大し、今日では名護市全域に広がりつつありますが、市としてどのような対応を行っているか伺います。質問の事項4 地域活力について。(1)地域に無断で、「漁業者以外は、魚介類の(ウニ・タコ)、海藻類の(アーサ・モズク・モーイ)等の採取を禁止する」とする警告板が設置されています。警告板の設置によって地域で親しんできた浜下(はまう)り等の伝統行事が消えてしまい、地域の活力に影響を与えるのではないかと危惧しています。そこで伺います。ア 警告板の設置は名護市が行ったのですか。イ 平成28年6月定例会の小濱守男議員の一般質問で警告板設置についての説明を地域に行うとの回答がありましたが、どのような説明が行われたのかお伺いします。ウ また、同様に「今後、県と調整を行い、ポスターの配布等も行う」と答弁されていますが、ポスターの配布は行われましたか。伺います。以上、一次質問として、二次質問は自席より行います。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは質問の事項1、質問の要旨(1)についてお答えをいたします。キャンプ・シュワーブの文化財調査は、平成27年度から平成28年度にかけて、文化庁の補助事業で、仮設道路、作業ヤード、水路切りかえの予定地を調査いたしました。現在は、平成28年度の調査結果をまとめ、資料の公開に向けて米軍に照会を行っているところであります。平成29年度の文化財調査につきましては、文化財の有無の照会のあった隊舎、通信棟、道路拡幅、資材置き場、ゲート及び埋め立てが予定されている海域の調査を行います。海域の調査につきましては、沖縄県教育委員会の協力により実施しており、4月11日からシュノーケリングやスキューバダイビングによる目視調査を実施しております。引き続き沖縄県教育委員会の協力を得て調査を進める予定です。また、周知の遺跡である大浦崎収容所跡の桟橋跡及び炊事場跡については、記録保存のための発掘調査を実施する予定で、沖縄防衛局と協議を行っているところであります。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 私のほうからは質問事項2、要旨(1)アについてお答えいたします。オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた取り組みとしましては、昨年8月に沖縄県知事を会長とする沖縄2020事前キャンプ等誘致推進委員会というのが発足しております。これは、沖縄県内の20市町村、それから県の体育協会の合計22団体で構成されておりまして、当然のことながら名護市もその構成員になっております。名護市は、この推進委員会の団体の一員として自転車ロード競技の事前合宿誘致に向けた要望といった取り組みも進めているところでございます。現在の取り組み状況ですが、事前合宿誘致に向けた沖縄県の実証事業として、ことしの1月に日本代表強化指定選手の合宿が名護市で行われております。2月には2017年ロードアジア自転車競技選手権大会日本代表選手の合宿も行われております。それから実業団チームの那須ブラーゼンというチームも、2月に初めて名護市で合宿を行っており、自転車競技の事前合宿誘致に向けた取り組みの弾みになってきていると思っております。合宿中には、監督や選手から意見を伺いながら、今後の誘致活動の取り組みの参考にしようと考えておりますが、国内の強化選手を初め、事前合宿による海外の指定強化選手を誘致できるよう、引き続き沖縄県や沖縄県体育協会、それから関係団体との連携を図っていきたいと考えております。また今後は事前合宿誘致の取り組みと合わせまして、聖火を再び久志地域へ誘致できるようなオリンピック・パラリンピック東京大会の機運を醸成する取り組みについても、久志地域や関係団体と一緒になって取り組んでいきたいと考えております。それから5月29日の臨時会終了後に、市制50周年の取り組みを説明いたしましたが、現在、市制50周年の関連記念事業の洗い出しを行っておりますので、その中で、例えばプレイベントとして、そういった取り組みも検討していきたいと考えております。オリンピック東京大会の聖火宿泊記念の久志駅伝大会も、ことしが53回、55回がちょうど市制50周年の前年に当たりますので、そういった市制50周年の中でも位置づけをして取り組みたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 私のほうからは事項の3 環境行政について、要旨の(1)の赤土等流出防止条例について答弁します。沖縄県では昭和47年の日本復帰後に、沖縄振興開発計画に基づく各種の社会資本整備を初めとする開発が急速に進み、環境の急激な変化は、自然破壊や公害、赤土等の流出など環境問題をもたらしてきています。県では、このような赤土問題の解決のために平成6年に「沖縄県赤土等流出防止条例」を制定し、赤土等流出防止対策に取り組んできております。同条例制定後は、開発現場からの流出量は大幅に減少し、また農地につきましては、グリーンベルトの普及等の流出防止の取り組みにより、赤土等の流出量は減少しているものと思われます。本市におきましても、市民からの情報やパトロールによる情報など、沖縄県北部保健所と連携し、調査・指導等を行い、赤土等流出防止対策に取り組んでおります。これまでの評価、検証ですが、現在、沖縄県では赤土等の流出防止対策を総合的・計画的に推進していくことを目的に、計画期間を平成25年度から平成33年度までの9年間として、「沖縄県赤土等流出防止対策基本計画」を策定しております。本計画に基づき、沖縄県全域に設定した海域において、赤土堆積状況モニタリング調査を実施しております。名護市における調査地点としては、大宜味から源河海域、屋我地島東海域、羽地内海、名護湾、天仁屋地先海域、安部地先海域、大浦湾北、久志から辺野古地先海域で平成28年度に調査を実施しております。調査結果につきましては、平成29年度において調査内容をまとめ、公表をする予定と伺っております。本市としては、本調査の結果を踏まえ、評価・検証が行えるものと考えております。続きまして要旨の(2)タイワンハブの生息の経緯は、平成2年ごろまでハブ酒やハブ粉などの原料として県内に生体が輸入され、本市では平成5年に野外で初めて確認されて、平成7年以降、捕獲用トラップで相次いで捕獲されたことから、平成8年に名護市で定着が確認されています。その後、恩納村、今帰仁村、本部町、読谷村で捕獲されております。タイワンハブの繁殖と生息域の拡大を止める対策として、市はハブ捕獲器を設置し、捕獲を行うとともに、市民へは管理すべき土地及び地上物件において、ハブの生息を助長しないよう雑草の除去、石垣の穴埋め等の環境整備などが対策の一つであると周知しているところであります。県の取り組みとしては、名護市において沖縄県衛生環境研究所がハブ捕獲器を設置して、外来ハブ類の分布範囲や駆除方法の検証を行うために、危険外来種咬症対策モデル事業を実施しております。また、広域的なハブ対策としては、周辺市町村及び関係機関が相互の連携を図り、広報啓発などハブ咬症の未然防止に努め、その総合的な対策を進めていることを目的に、「北部保健所管内ハブ対策地区協議会」が設置されております。この協議会は毎年開催されており、協議会の委員としては、名護市から21区の区長の皆さんが参加しております。市といたしましては、タイワンハブが捕獲された地域以外にも拡散している可能性があると考えることから、これからも沖縄県や関係機関と連携を図り、より効果的なハブ対策を講じたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) それでは事項4 地域活力について、要旨(1)についてお答えします。まずアの警告板の設置についてですが、名護漁業協同組合が漁業法や沖縄県漁業調整規則に基づき、魚種、漁具、漁法に制限があることを一般の方々に周知することを目的に設置しております。次にイとウは関連しますので一括でお答えします。平成28年6月議会において、市民の中には漁業法等で禁止されていることを知らずに、魚介類などの採取を行い、海上保安庁に摘発された事例があるので、一般市民にもわかりやすいように看板設置や各区にポスターを配布して周知を図ってほしいとのことでしたので、市で看板設置は行っていませんが、沖縄県からポスターをいただき、昨年7月ごろ各支所を通して、各公民館にポスターを配布していただいております。また、今月号の「市民のひろば」にも「獲らないで!漁業者からのお願い!」ということで、禁止事項の周知を図っているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) それでは質問の事項1 文化財保護についてですけれども、今現在、辺野古崎のほうで工事が行われて、ボーリング調査等が行われているのですが、その中で、皆さんの文化財調査に支障を来すとかそういったことが起こっているのか。あるいは今後そういうことが予想されるのかどうか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 文化財の調査につきましては、沖縄防衛局とも調整しながらやっておりますので、現段階において支障が出ているということではございません。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) なぜそういう話をしているかといいますと、現在、海域のほうでも調査が入って、目視、潜って調査をしているということでありますけれども、そこは海上保安庁の船、ゴムボートや作業船も行き交っている所だと思います。そういう所では危険な調査が行われているのではないか。例えばそういう調査のときには、そこに入っている船舶とかを一時中断して調査がされているのか。そういう面で差し支えはないのかどうか、伺います。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 調査を行うということで現場海域に入りますので、その状況の中ではそういう作業は行っていないということですので、調査には支障は出ていないと判断をしております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 海域だけではなくて、今後陸域も隊舎の取り壊しがあると聞いているのですが、その隊舎の周辺にも文化財があるのではないかと思うのですが、その辺のことは把握して、防衛局との調整がされているのかどうか。どういう隊舎からまず取り壊しが始まるのかということも、皆さんのほうには情報が来ているのかどうか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 今の文化財調査につきましては、有無の照会がまず出されまして、その場所に文化財があるかないかという踏査を行いますので、具体的にどの場所を取り壊していくという情報は、文化課のほうには提出されていないという状況です。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひまたそういう調整を行う、防衛局からありましたら毅然(きぜん)と対応していただきたいと思っていますし、ぜひこれはもう沖縄の文化財、財産ですから、そういう意味ではぜひきちんと調査をして後世につなげていけるような調査をしていただきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。それでは、質問の事項2についてですが、自転車の強化選手が来るという可能性が大だと答弁では聞いているのですが、今後、本当に強化合宿を呼ぶためには、ハード面やソフト面、いろんなことを検討していかないといけないと思うのですが、具体的にもし名護市で自転車強化合宿が来るとなれば、どれぐらいの規模を考えて、どれぐらいの選手を受け入れられるのか、その辺のことも検討されているのか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 合宿の規模ですが、1カ国大体20名ぐらいの規模になるようです。それから、誘致に向けてのソフト、ハードの中で、先ほど答弁で申し上げました事前の練習の際に、監督や選手から意見を聞いて、道路の状況とかあとは宿泊施設の状況とか、そういったものの、いろんな細かい意見を聞いております。その中で一番気になるのは、ロードですので、県道、国道、市道、そういった路面の状況とか、雑草の管理、そういったものが非常に重要になると思いますので、今後そういった路面のメンテナンスを含めて国、県ともいろいろ協力をしていかないといけないと思っています。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひ自転車のまち名護で、そういう強化合宿ができれば、もっと名護市の知名度が上がっていくのではないかと思いますので、それと、先ほど地域政策部長がおっしゃったとおり、市制50周年ということも、ちょうどその年に同時に迎えるわけですから、ぜひ一つの国だけでもいいですから、ぜひ誘致していただいて、盛り上げていただきたいと思っています。それに関しては市民全員が多分協力者になっていただけると思いますので、ぜひ市民にも積極的にアピールをして参加を促すような取り組みにつなげていってほしいと思いますので、よろしくお願いします。それと「再び聖火を名護に」ということで取り組んでいると思いますけれども、これまでもTシャツをつくったり、いろんなことを取り組んできたのですが、今後もやはり取り組んでいただかないと、東京オリンピックの聖火が再び名護市に来るとは限りません。競争相手もいっぱいいますので、今後この聖火については、何か取り組みをしたいというものがあるのでしょうか。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) これまでの取り組みとしては、久志支所のほうで東京オリンピック聖火宿泊記念碑活用事業という形で、平成27年度、平成28年度にやっております。この取り組みだけではなくて、今後、ことし、来年、先ほど申し上げました市制50周年の関連事業の一環としてでも、こういった対外的にPRできる事業を進めていきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひ盛り上げていただきたいと思います。続きまして質問の事項3 環境行政について。県のほうも、赤土対策の条例をつくって、やはり対策基本計画というのを策定して調査をして、今後、赤土防止条例がどのような役割を果たしてきているのかという検証をする意味では、モニタリング調査というのも行われているとは聞いているのですが、名護市として、先ほど環境水道部長のほうからあった、パトロールによる情報というのがあるということなのですが、このパトロールというのは名護市民がやっているパトロールのことなのか。どなたがパトロールをしているのか。少しお聞かせください。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 雨の後、名護市と沖縄県の北部保健所の担当と一緒に現場確認とパトロールを行っている状況です。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) これから梅雨時、ちょうど今梅雨時で、雨が毎日のように降っているわけですけれども、やはりそういう場合は、きょうもパトロールが出ているのか伺いたい。年に何回ぐらいパトロールを行っているのかということを伺いたいと思っています。というのも、結構私たち東海岸側は、雨が降ると、今でも赤土が流れる箇所があります。やはりそういう箇所というのは、地域から苦情といいますか、区長さんに言って、区長さんから皆さんのところ、名護市に言って、名護市はこれは県の保健所だということで、保健所のほうに行く、もうその段階で1日、2日経っているわけです。保健所が現場に来るときはもう赤土はもとに戻っていると。沈下して見た目ではわからないということもありますので、パトロールの際は、定期的にサンプルも皆さんはとっているのかお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) この雨で行かれたかということですけれども、ちょっと心配しましたけれども、課長も担当も議会に詰めていますので。朝、大浦湾に、一応確認に行ったということで、保健所のほうにも連絡を入れたということになっております。懸濁度を測るためのサンプルは、今のところ特にとっていないということです。パトロールのほうは随時という形で行っております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) やはりサンプルをとる場合は、現に雨が降って、もう本当に降り終わった時点ぐらいじゃないととれないと思います。もう雨がやんで1日たてばもとに戻るようなところですから、赤土がずっと一日中流れているわけではなくて、雨が降っているときだけ流れる赤土ですから、そういう意味では本当にタイミングよくとらないとサンプルの意味がないかと思います。そういう意味では、皆さん職員と県の保健所がしょっちゅう、そのたびに足を運ぶというのは現実的に難しい話ではないかと思います。やはりそういう意味からすると、市民のパトロール隊みたいなものを各地域につくって、それは環境を啓蒙することにもつながると思います。そういう取り組みも必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 東恩納議員がおっしゃるとおり、迅速に対応するためにやはり地域の方に協力してもらうという形で、パトロールの強化につながると思いますけれども、所管課の北部保健所と相談しながら、そのパトロール隊を結成できるかどうかというのを検討したいと思いますので、よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひそういう市民が参加するという意味を含めて、そういう環境の意識を高める意味からも、地域にパトロール隊というのを設置していただきたいと思うのですが、これはもし設置する場合は、条例とかそういった名護市の条例をつくらないと、そういうパトロール隊というのは難しいのでしょうか。あるいは条例をつくることによって、もっと意識が高まっていくのか。どうお考えですか。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 特に条例というわけではなくて、本部を要綱で定めて、そういった形の運用ができるかと考えております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひ設置要綱をつくって、市民が参加できるようなパトロール隊をつくってまずは走ってみましょうよ。そうしたらその成果が出てくるかと思っています。特に東海岸は河川が結構あるものですから、やはりそういう意味では一緒になって、市民と一緒になってパトロール隊ができていければと思っておりますので、よろしくお願いします。それでは、ハブ対策についてですけれども、そういう話をしているのはご存じだと思うのですが、辺野古のほうにもタイワンハブがあらわれたということで、この山を隔てた東海岸側でもタイワンハブが出没しているということでありますので、やはりもっと対策を強化していただかないといけないと思いますが、このハブの駆除をする係といいますか、それは何名で、何日、年間を通じてやっているのか。例えば集中日で捕獲を決めてやっているのか。捕獲の実態をもう少しお伺いしたいと思いますが。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 職員体制のほうですが、専任の職員、臨時職員ですけれども、2名体制で行って、勤務の日は毎日捕獲器の回収に回っている状況でございます。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 2名体制でやっているということなのですが、それでやってはいただいていても、やはりハブは名護市全体にまで広がって歯止めがかからない状況ですから、やはりそこをもう一つ強化して、2名体制から4名体制にするとか、あるいはハブの繁殖期とか、活動が盛んになる時期に合わせて、集中的にハブ駆除をするとか、そういうことはできないのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 現在のところ2名体制ということで、なかなか臨時職員の確保が難しいということで、特にハブ好きの方であればいいのですが、業務の内容が厳しいのでなかなか応募がないような状況で、現在2名体制でやっております。ふ化の時期、5月とか6月、強化する時期になれば、職員が出て、対応したいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 確かに爬虫類が好きな人ならいいかもしれませんが、そうではない人にとっては普通なのかもしれませんが、それでもハブは拡散してきているわけですから、やはり何らかの具体的な対策を今のうちにとっておかないと、もっともっと広がっていくかと思いますし、ぜひハブが繁殖を迎えるその時期とか、年に2回ほどあると伺っていますので、それはやはり集中してやっていただきたいと思うし、そのときには例えば区にハブの捕獲器を貸し出しするとか、そういうことも合わせて、強化月間に合わせて地域一丸となって市全体で取り組んでいくということはできないものでしょうか。特に辺野古のほうは団地のほうで見つかったということで、その団地の自治会の皆さん方の協力も得ながら、そういう団地周辺に集中してやるとか、そういうことをすればハブに対しての意識も芽生えてくるので、不要に夜とか出歩かなくなるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 現在のところ、一般市民への貸し出しは行っていない状況です。と言いますのも、ハブはやはり危険ですので、扱いが、きちんと知識を持った方じゃないと厳しいということで、現在のところ貸し出しはやらずに、要望があればこちらから出向いて設置しているという状況です。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) おっしゃるとおりだと思います。ハブは毒を持っているわけですから、誰もができることではないと思います。だから、そういう市民に貸し出しをする前にはそういった講習会なりを開いて貸し出すというように、もう少し広げて、ハブ対策に参加する人たちを広げられる方向にとっておかないと、皆さんだけでやっていると、失礼ですけれども、現実タイワンハブは広がってきているのです。そして地域住民の住んでいる所まで入ってきているわけですから、そこはやはり地域住民にも理解を得ながら、一緒に対策をとっていくという意味では、やはりそういう講習会を開くべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 環境水道部長。 ◎伊佐嘉巳(環境水道部長) 私どもの部署だけではやはり限界がありますので、そういった形で市民の協力が得られるかどうか検討したいと思います。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひ市民の協力を得るような形で、こういう取り組みをしてタイワンハブの撲滅をしていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。質問の事項4、警告板についてですけれども、先ほど名護漁業協同組合が設置したということですけれども、その警告板の内容等、文言等について市とも調整を行った内容になっているのですか。特に瀬嵩に置いてある警告板ですが、ご存じだと思うのですが、あの警告板は皆さんと文言も調整した上で設置しているのかどうか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 直接市と調整したということではございませんけれども、漁業法の趣旨等を書いてあると理解しております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 漁業法の趣旨が書いてあるというのですが、そのとおり、その趣旨に合致している文言になっているのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 各場所場所、ほぼ同じ内容で書かれているということでございましたので、特に問題はないと認識しております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) それでは、先ほど農林水産部長は、ポスターの配布は県のほうからいただいて久志支所に置いてあるということで、各区にポスターが行っているということだと言っていましたけれども、区のほうに説明はなさったのですか。区長さんに直接。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 先ほど答弁いたしましたように各支所を通じて、ポスターの配布を区長にお願いしております。市当局の側で各区へ出向いて説明をしたということではございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。
    ◆11番(東恩納琢磨議員) 説明については、私が言っているのは、平成28年6月定例会で、小濱守男議員に対して「地域に伺って説明をする」という答弁をなさっていたものですから、それでお聞きしているのです。したのでしょうか。していないのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 直接出向いての説明は行っておりません。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 瀬嵩に看板が設置されているのですが、区長さんもある日突然この看板があってびっくりしたということをおっしゃっていて、これは名護市が立てているものなのかという話を聞いたものですから、地域にはやはり戸惑いもあるわけです。あの看板の内容を見ていると「何人も獲ってはいけない」みたいな看板の内容、警告板になっているので、あの看板を見るとこれまで親しんできた浜下(はまう)りとかそういった慣習的に行われてきたもの全て、排除されるのかと思うものですから。それで、あの看板の文言はあれでいいのでしょうかと伺っているのですが、その内容については名護漁業協同組合は県とも調整した上での文言になっているのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 具体的に調整が行われたかどうかの確認はしておりませんけれども、平成27年度に設置した看板10枚につきましては、離島漁業再生支援交付金を活用して設置しておりまして、国の50%補助、県25%、市が25%の補助という格好で入れておりますので、それなりの内容になっていると理解しております。また、残りの16枚については名護漁業協同組合の単独の予算で設置していると伺っております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) それでは瀬嵩にある看板は平成27年度の予算で立てたものなのか、平成28年度、名護漁業協同組合独自で立てたものなのか、そこら辺はわかりますか。その内容については、皆さん…まずはそこをお願いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 同様に、看板についてのご質問が大城松健議員からございまして、大城松健議員への説明資料ということで図面を既に配付させていただいているかと思います。この赤い箇所については、平成27年度に設置したものということでございまして、今ご質問の瀬嵩についてもその平成27年度になっております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 看板の内容ですけれども、最初に述べたとおり慣習的に地域の人たちは浜下(はまう)り等をして採取してきた、行事的にやってきたことがあるのですが、それもだめということで皆さんは認識しているのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) なかなか難しい問題、ご質問だと考えております。まず漁業者以外は、サザエやシャコ貝、ヤコウ貝、タカセ貝、ヒロセ貝、ウニ、タコ、イセエビ、ナマコなどの魚介類、あるいはアーサ、モズク、オゴノリ等を獲ってはいけませんという内容になっております。これらのものについては漁業権が設定されているということがございまして、漁業者以外は獲れないとなってございます。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 私が申し上げているのは、文化的に、行事的に行ってきたこと、そして魚介類を獲って売りさばくとかそういうことではなくて、本当に自分たちで食べる分を獲ってやってきた、営んできた慣習があるわけです。そういうのが全て看板一つでだめだと受け取れるわけです。そこでお聞きしたいのですが、名護市もそういう認識なのか。あるいは慣習的に行われていることは、それはいいでしょうと。ただしルールがあるんだと。確かに慣習だからといって小さなものまで獲っていいわけではありません。そういうルールはきちんと守っていきましょうという説明とかがあれば、まだ地域の人たちも納得はするわけですけれども、地域の人たちが獲ることによって、漁業組合、漁業権、そういう人たちに損を与えるようなことが行われてきているわけではないのです。それをもって、業者の皆さんは全てだめだという認識になっても困るのではないかと思います。私たちは、小さいときから海に行ってそういう貝類を獲ってきて食べてきた。そしてそのときに「これは小さいから獲らないでおこうね。来年にまた残そうね」とかそういう会話をしながら海と親しんできた、そういう文化があるのです。だからそこでそういうマナーを教えていくわけです。それを看板一つで全てだめみたいに言われたら、やはり地域の人たちにとって、これは感情的になるわけです。そこら辺を皆さんは調整するために説明すべきところはしなくてはいけないのではないかと思います。その辺の認識をお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 琢磨議員のおっしゃるとおり、小さな貝も一切合財獲ってしまうようなことがありますと、水産資源の枯渇につながっていくと。皆さんがそのように認識されていただければよいとはいいませんけれども、多少なりと目をつぶれる部分もあるのかなというところは感じるものはあります。しかしながら、現在、観光ですとかレクリエーションの目的で、そういった漁に近いようなことをなさっている方が多く見られます。そうしますと、水産資源について、枯渇しないよう、やはり守っていかないといけないと。レジャーと漁業ということでの生活の漁をなさっている漁師さん、これをてんびんにかけるというのはなかなか難しいのかなということであります。看板の設置につきましても、逆にそういったことで逮捕されたりしないようにということでの看板設置をしていると理解をしておりますので、必ずしも看板の設置をもって、高圧的に対応していることではないと私どもは認識しております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) そういう高圧的な看板の表示になっているから私は言っているのです。あれは漁業調整規則で15万円の罰金があると。あれは密漁した人たちの罰金であって、地域の人たちが獲ったら15万円罰金するのかと受け止める文言があるものですから、そこは正しい表現なのかもう一度お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 漁業法の法律上の性格からしますと、民間の方であっても漁業権の設定されている水産資源を獲った場合、罰則が適用されます。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) 部長、僕は罰則が適用される、されないという話をしているのではなくて、15万円の罰金というのは、漁業調整規則なのか、漁業法なのか。あの看板には、それが間違った表示がされてはいないですかと聞いているのです。看板の話、表示の話をしているのです。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 通常の看板ですと「罰金200万円または3年以下の懲役が科せられます」という表記になっているという認識でございました。今、瀬嵩に限ってということですので、15万円とおっしゃっていますので、そこについて再度確認させていただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひ瀬嵩に設置されている看板をもう一度確認して、その文言が正しい表現になっているか、県とも調整してこの議会中に答弁してください。お願いします。そして、先ほど私たちも、例えば自分たちの地域の所に中南部から、那覇からこちらに車で乗りつけてきて貝を獲って行きます。その人たちは、確かに小さなものまで獲っていくのです。ですから、私たちはそういう人たちが来たときにも、ここは獲ってはいけない場所です、小さな貝は獲ってはいけない場所ですということを教えているわけです。そうしながら自分たちの地先の海に親しんできているわけです。そういう私たちが、あの看板一つで排除されたとなってしまうと、今後漁業者と協力しながらやっていこうというのが、何かやる気を失ってしまう。それぞれの区の地先は、それぞれの人たちが守ってきた歴史があるのです。そういうことを一切無視して、看板一つで解決するみたいなことではないと思います。看板一つで密猟者が減るということでもないと思います。やはり今後は密漁させないような枠組み、取り組みをつくっていくべきだと思います。そこにはやはりそういう地域と漁業者と信頼関係が必要だと思います。今後そういうことも含めて、漁業者の皆さんと話し合うとか、例えば地域の海岸に放流するとか、そういうことをすれば、子どもたちと一緒にすることによって、余計に生き物を守っていこうとなっていくと思うわけです。そういう取り組みなしに、いきなり看板を設置して、わざわざ地域との溝をつくるようなことになってはいけないと思います。そういうことを皆さんが、やはり説明すべきだと思います。地域に行って。小濱守男議員に答えたとおり、あの看板の意味を説明して、理解をしてもらうことが必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 一次でも申し上げましたけれども、今回の「市民のひろば」にもこういった内容については掲載させて、広報に努めているところでございます。また、地域の方々がということでありますけれども、なかなかこれについても現行法上は難しいということがあります。と言いますのも、漁業権自体の成り立ちが、昔は漁師さんが海辺に多くいらっしゃった。その方々の魚を獲る権利というものを、その地域の方々が獲る権利を法制化したのが現在の漁業権という格好になっておりまして、必ずしもその区域外の方も含めて獲ってどうのこうのという権利ということの制定ではないというところが、なかなか難しくなっているというところではあります。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) やはりまだ認識が違うなと思うのですが、私たちは漁民の権利を奪うとかそういうことはしていないです。漁民が魚を獲ることは当然ですし、それをするなとも言っていないのです。私たちが言っているのは、そこで慣習的に獲ってきた文化があると。それも全てなくしたら、なくすことで、漁業権の侵害になるのかと。そこまでそういうことをやると漁業権の侵害になっているのかと。獲って売っているわけでもないです。漁民の生業とする漁を、獲物を獲って売っているわけでもない。地域で年に何回かそういうことをする、浜下(はまう)りをしたり、そういった文化行事をしている、それすらもだめなのかということなのです。何も漁業権、漁師の権利がないとか言っているわけではないのです。損なうのですか、私たちがすることは。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 地域の方々の獲る権利というものを、現行法上、保障されていないというのがお答えということになります。ただ、県外の例として見られるのは、例えばアサリの潮干狩りについては、一定のお金を取って開放しているということもあります。これも当然に漁業権に基づいてこの浜の魚介類を獲っていいとやっているところもテレビなどで見かけることがございます。現行の権利関係の中では、地域の方といえど、この水産資源を食べるだけという目的であっても獲ってはならないとしか解釈できないと思っております。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) もちろん慣習的にそういうのが認められているかといったらそうではないですが、これはしかしずっとやってきたことなのです。法に書いていないからというだけでは、やはりちょっと違うのかなと。要は、漁業調整規則というのは、そういう利害のある人たちと一緒に話し合って解決するということもうたわれていると思います。私たちが獲ってきたことが利害になるのかどうかわかりませんけれども、地域で親しんだ行事をやることが、漁業の妨げになっているのか。そこまでのことが行われているのかどうかを、皆さんと一緒に調査してほしいと思うのです。ルールを守って、地域の人たちが、地域の自分たちの目の前の海で、そういう海産物を獲ること、しかもルールを守って小さいものは獲らない、禁漁期のときは獲らないというルールも守ってやっていることが、漁業権の侵害になるのでしょうか。もう一度お願いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 旧3月3日に行われております浜下りということでございますけれども、これにつきましては、従前は例えばお供え物を持って、女性の方が健康ですとか身を清めるための行事だったと理解しております。浜に入り、海水につかって身を清めていたというものでございました。これがいつの間にかメインが水産物を獲るということに移行してきておりまして、むしろ現在、レジャー化していきているのではないかと考えております。したがいまして、なかなか難しいというのは、おっしゃるとおり地域の目の前の海を利用できないということについて、ご不満はおありかもしれないですけれども、サザエについて一定の大きさ以上になったら誰でも獲る権利があるかというと、それは皆さんにはないと。漁業者にのみその権限が与えられているということでございますので、そこのところを行政側が、いいですとか、そういったことは申し上げられないとご理解いただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) そういう意味では、確かに法律に明文化されていないので、悩ましいところだと思うのですが、やはりそこを漁民の皆さんと話し合いを持って、この時期はこういう地域のルールみたいなものをつくってやっていくということも、一つの、僕は浜下りをこれからやっていく上で、そして浜下りという行事が地域力につながっていくと思います。地域に住んでいるウミンチュ、漁師の皆さんもいるわけですから、そういう方々と一緒になってこれをやっていく。そして密漁とかそういったのを見たときには、お互いにパトロールではないですが、そういうことはやったらだめだよとか、中南部から来る人たちに獲ってはだめですよということも教えていくといいますか、警告をしていく、そういうつながりの中で、海と親しめる道をぜひつくっていただきたいと思っています。このままだと本当に立ち入りもできないのではないかというぐらい強烈な看板の内容になっているものですから、ぜひもう一度、あの内容は県とも調整してあれでいいのか、よかったのか、教えていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) さきに議員から提案がありましたとおり、水産漁業組合等と再度こういった提案もありましたということで、調整はしてみたいと考えております。また、看板の内容につきましては、現地を確認して、内容を確認して、再度ご報告をいたしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員。 ◆11番(東恩納琢磨議員) ぜひ確認していただいて、大城松健議員からも同じような質問があるので、そのときにもしわかっていれば答えていただきたいと思います。これをもちまして、東恩納琢磨、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 11番 東恩納琢磨議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時47分) 再 開(午後1時30分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。22番 金城善英議員、一般質問を許します。 ◆22番(金城善英議員) 皆さん、こんにちは。議席22番、公明党の金城善英です。平成29年6月13日、第187回6月定例会、ただいま議長のお許しがありましたので、一般質問に入らせていただきます。平成14年の2002年になりますが、第127回9月の初めての定例会以来、私にとって今議会は、記念すべき連続60回目の一般質問となりました。よろしくお願いいたします。昨日92歳の誕生日に死去された元沖縄県知事の大田昌秀氏。悲惨な戦争体験をされ、平和の尊さを叫び続けながら逝去されました。偉大な方でありました。心からご冥福をお祈りいたします。それから、女子ゴルフ界のスーパースター、多くの人々に愛されながら、宮里藍さんが引退するという、非常に残念でありますが今後の活躍も期待して一般質問に入りたいと思います。質問の事項1 受動喫煙防止対策について。質問の要旨(1)市内の公共的施設での喫煙場所のあり方について。本市における公共的施設での不特定多数の来訪者の中には、受動喫煙を望まない方々がおります。例えば、施設内や施設の出入り口、窓の外側、煙が室内に流入する隣の部屋や上の階の人にとっては、大変迷惑な思いをされているようであります。乳児や子ども連れの方になるとなおさらであります。また、厚生労働省研究班によると、「受動喫煙によって、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳児突然死症候群で死亡する人は、年間1万5,000人と推計された」との発表もあります。受動喫煙防止対策についてお伺いします。次に、質問の事項2 「部活動指導員」について。質問の要旨(1)中学校、高校における「部活動指導員」制度について。文部科学省から今年、平成29年3月14日公布された「学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)」により、改正の概要が学校におけるスポーツ、文化、科学等に関する教育活動(学校の教育課程として行われるものを除く。)に係る技術的な指導に従事する部活動指導員について、その名称及び職務等を明らかにすることにより、学校における部活動の指導体制の充実が図られるようにするものであること。として、教員の過重な負担を改善する働き方改革に係る制度が4月1日から施行されました。そこで、この省令の施行について(通知)の本市教育委員会の対応について具体的な説明を求めます。質問の要旨(2)「部活動指導員」とは、どのような方々を想定しているのか、また、現在、外部コーチの存在があるがその違いについて。質問の要旨(3)「部活動指導員」制度のメリットはどのようなものがあるのか。また課題はないのか、お伺いします。次に、質問の事項3 名護市育英会の育英資金について。質問の要旨(1)平成27年度から平成29年度の奨学金制度の応募状況と貸与決定者数について。資料の提出、ありがとうございました。質問の要旨(2)応募資格について、名護市内に5年以上住所を有する者またはその子弟であること、同種の奨学金の貸し付けを受けていないこととあるが、その根拠について、お伺いします。次に、質問の事項4 給付型奨学金の創設について。質問の要旨(1)第185回12月定例会で、給付型奨学金の創設について取り上げましたが、原資の不足が生じ、健全な運営ができなくなるおそれがあるとのことでありました。そのやりとりの中で、本議会の議員定数削減の議論が佳境を迎えていることを踏まえ、議員定数削減分の予算を給付型奨学金の原資に充てる提案をさせていただきました。そのような中、前期からの議論の末、去る第186回3月定例会において、現在の定数27議席を、定数1減の26議席とする議員提案が可決されました。沖縄県の相対的な子どもの貧困率が29.9%ということ、一人当たりの県民所得が全国最下位、高校、大学等の進学率も全国の中で最低の状況な中、親の経済力に左右されずに、高校や大学等への進学を諦めることなく希望すれば進学ができる環境を整備するために、議員定数削減分の予算を給付型奨学金の原資として活用できないか、お伺いします。次に、質問の事項5 交通安全対策について。質問の要旨(1)市道志味屋線道路整備事業の進捗状況について。質問の要旨(2)白銀橋(西)交差点スーパーホテル前から、ベルク宮里向け市道白銀線の歩道が未整備でありますが、計画について。質問の要旨(3)東江一丁目交差点のファミリーマート角の横断歩道手前の電柱について。質問の要旨(4)市道大北大西線と宇座線の交差点が開通しましたが、信号機が未設置であります。開通後から現在までの事故件数について、お伺いします。資料の提出をお願いします。質問の要旨(5)屋我地地域の県道110号線と県道125号線で国立療養所沖縄愛楽園近くの交差点と済井出と饒平名の境の交差点、屋我地診療所近くの交差点、ワルミ架橋入り口の屋我地中央線と県道110号線の交差点で過去10年間の事故件数について、お伺いします。資料の提出をお願いいたします。質問の要旨(6)ラウンドアバウト(環状交差点)の導入については、第183回6月定例会で提案させていただきましたが、積極的に導入を図るべきと考えます。質問の要旨(7)名護市中心市街地のインフラ整備について。ア 名護十字路のラウンドアバウト(環状交差点)導入について。イ 名護十字路周辺の電線類の地中化について。次に、質問の事項6 放課後児童クラブ支援について。質問の要旨(1)前回の第186回3月定例会でも取り上げ、名護市学童保育連絡協議会の取り組みを紹介いたしました。放課後児童クラブ専用施設を小学校内に設置することについては、協議会の強い要望にお応えしていただきたいとお伝えしましたが、その後の当局の対応について。質問の要旨(2)市内各小学校における学童の待機児童数について、お伺いします。資料の提出、ありがとうございました。次に、質問の事項7 第5次名護市総合計画策定事業について。質問の要旨(1)高校生議会の開催について。21世紀の名護市の将来を担う子どもたちが主体性を持ってまちづくりを考え、積極的に参加できる機会として、西暦2001年、2002年生まれの男女による高校生議会の開催について、お伺いします。以上、一般質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問の事項1、要旨の(1)と、質問の事項5、要旨の(3)と(5)についてお答えいたします。まず初めに、事項1、要旨の(1)について。本市の公共的施設における受動喫煙防止対策につきましては、各施設の管理者においてその対応を行っておりますが、議員ご指摘のとおり受動喫煙による深刻な健康被害が懸念されることから、さらに対策を進める必要があると考えております。なお、市役所の本庁舎につきましては、庁舎内は禁煙となっており、庁舎外に灰皿を設置しておりますが、外から内部へ煙が流入しているケースも発生し、灰皿の設置場所を変更するなど、喫煙しない職員や市民に迷惑がかからないよう適宜対応しているところでございます。今後は、市民が出入りする施設の出入り口や窓に隣接した場所等では、禁煙をする方向で進めていきたいと考えております。引き続き、市民等の意見も伺いながら、受動喫煙対策に努めていきたいと考えております。続きまして事項5、要旨の(3)について。議員ご指摘の交差点については、担当者が状況を確認し、信号機がついている電柱が横断歩行者の動線上に設置されていることを確認しております。市としては、信号機及び横断歩道の設置は、沖縄県公安委員会が所管することとなっており、どのような経緯でこのような形状で電柱が設置されたのかは不明でありますけれども、名護警察署を通して、沖縄県公安委員会へ見解を伺い、改善可能であれば申し入れを行っていきたいと考えております。次に、(5)について。屋我地地域の県道110号線と県道125号線における4交差点での過去10年間の事故件数について、名護警察署へ伺ったところ、名護警察署管内の市村別の統計はとっておりますけれども、その市村別の地域別及び交差点別の統計はとっていないということでありました。このようなことから、質問の屋我地地域での交差点別の過去10年間の事故件数の資料の提出ができませんので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは質問の事項2、事項3、事項4について答弁をいたします。まず質問事項2、要旨の(1)についてであります。これまでは、部活動も学校の教育活動の一環であることから、教員が必ず顧問に就任することが求められ、各種大会では教員の引率が義務づけられておりましたが、学校教育法施行規則の一部改正により、ことし4月1日から中学校に部活動指導員を置くことができるようになりました。改正に至った背景といたしましては、学校職員の長時間労働の状況やより複雑化、多様化している学校業務等の改善が挙げられます。その実態を改善するために、「部活動指導員」制度が導入されることとなりました。全国の例で見ますと、埼玉県と岡山県の2県で文部科学省令の施行に先取りする形で、中学校に部活動指導員を配置しており、派遣校からは、「教務主任や学校の中核となる教員の部活動や他の校務の負担が軽減された」といった声が挙がっております。制度の導入については、学校の設置者に任せられており、現在名護市では「部活動指導員」制度はまだ導入しておりませんけれども、今後、全国及び他市町村の動向を見て検討していきたいと考えております。次に、要旨の(2)についてであります。部活動指導員は、指導するスポーツや文化活動等に係る専門的な知識・技能のみならず、学校教育に関する十分な理解を有する方が求められます。部活動が学校教育の一環であることなど、部活動の位置づけと、教育的意義を踏まえ、生徒の発達の段階に応じた科学的な指導や、生徒個々の人格を尊重し、勝利至上主義に偏ることなく指導することのできる方がふさわしいと思います。また、行き過ぎた活動にならないよう、練習時間や休養日を適切に設定し、生徒や保護者等との理解と信頼を得られる人材が求められていると考えております。外部コーチとの違いでございますけれども、外部コーチはあくまで補助的な立場であり、報酬もありません。また単独で練習を見たり、練習試合や大会での引率もできません。一方、部活動指導員は校長の命を受けて顧問を務めることができます。市の非常勤職員という立場で、月の報酬もあるということになってございます。次に、要旨の(3)についてであります。「部活動指導員」制度のメリットとして考えられることは、何よりも生徒がより専門性の高い指導を受けることができることであります。専門的かつ科学的な技術指導を受けられることで、競技力の向上が期待されます。また、教員の負担軽減により、学習指導の充実が図られることも期待されることだと思っております。一方、課題として懸念されることは、部活動を通した教員と生徒のかかわりが減ることであります。部活動は生徒個々のよさについて理解を深めるとともに、生徒指導面においても重要な役割を果たしております。生徒とのかかわりや交流の場が減ることで、学校現場にどう影響するかということが懸念されるところでございます。また、部活動指導員は、学校教育への理解が必要になりますので、常に連携を密にしていく必要があると考えております。次に質問事項3、要旨の(1)についてであります。配付してあります資料のとおり、奨学金制度に関しましては、平成27年度は8名の申込者に対して、7名の貸与決定を行っており、貸与決定総額は818万円となっております。平成28年度は、6名の申込者に対し、6名貸与決定を行っており、貸与決定総額は524万円となっております。平成29年度に関しては、7名の申込者に対し、7名貸与決定を行っており、貸与決定総額は948万円となっております。また、入学準備金制度に関しましては、平成28年度に新たに設置した制度でございますが、平成28年度は24名の申込者に対し、10名の貸与決定を行っており、貸与決定総額は490万円となっております。なお、平成29年度につきましては現在申込期間中となっており、これから貸し付け決定を行っていく予定でございます。次に要旨の(2)についてであります。応募資格の根拠でありますけれども、奨学生の資格として、名護市育英会会則の第12条第1項第1号におきまして「日本国籍を有し名護市内に5年以上住所を有する者又は5年以上住所を有する者の子弟であること」とうたっております。在住期間の要件を設けていることにつきましては、本育英会が名護市の子どもたちの育成を目的としていることから、在住期間の要件を設けております。期間の5年につきましては、県内11市において1年から5年と、様々な期間の設定がなされている状況がございます。また、同条第1項第3号におきまして「同種の奨学金の貸し付けを受けていないこと」とうたっておりますが、奨学金は基本的には返還していくことを前提として貸し付けを行っていくものであるという性質から、返還を見越して無理のない貸し付けを行うことも必要となっております。したがいまして、複数の育英資金から貸し付けを受けた場合、返還時に多大な負担となり、仮に返済不能となった場合には、育英資金の原資にも影響を与え、育英会の継続的な運営にも支障を来すおそれがあると考えております。このようなことからも、原則として「同種の奨学金の貸し付けを受けていないこと」という要件を設けているものでございます。次に質問事項4、要旨の(1)についてであります。議員がご指摘されているように、沖縄における子どもの貧困は、大きな問題として認識しております。このような状況のもと、平成28年度より沖縄県におきまして給付型の奨学金が創設され、一部の県外指定大学への進学を志す学生に対して、親の経済力に左右されずに進学するための環境整備がなされているところであります。また、国におきましても改正日本学生支援機構法が4月1日より施行され、住民税非課税世帯を対象とした給付型の奨学金が平成30年度より本格実施されるとのことであります。さらに去る5月31日に開催されました沖縄振興審議会におきまして、鶴保沖縄担当大臣から沖縄独自の奨学金の創設を検討しているということがございました。まだ制度の詳細は未定でございますけれども、国、県の取り組みを見極めながら給付型の導入及び議員からご指摘されております財源の活用についても検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) それでは私のほうから質問事項5 交通安全対策について、要旨(1)から(2)、(4)、(6)、(7)について答弁いたします。まず要旨(1)についてお答えいたします。ご質問の市道志味屋線道路整備事業につきましては、平成12年度から平成23年度にかけて整備事業を実施しましたが、一部地権者の相続問題により事業用地の確保ができなかったため、一部未整備のまま補助事業を一旦完了させ、整備中断となっておりました。市道志味屋線は地域の利便性向上や現在整備中の為又1号線や整備が完了している為又中線と接続することにより、中山地区や為又地区と屋部地域を結ぶ地区間連携の道路、また慢性的に渋滞が発生している白銀交差点の交通渋滞緩和も期待している重要な道路であることから、補助事業完了後も沖縄県と事業再開の調整を続けてまいりました。同時に、地権者の親族と交渉を続け、平成27年度に相続問題が解決となったことから、平成27年度名護市土地開発公社にて、事業用地の先行取得を行っており、その時点で事業再開のめどがついたと判断し、沖縄県と事業再開に向けた手続等を経て、今年度事業再開をしております。今後のスケジュールとしましては、ベルク宮里付近から県道名護本部線までの未整備区間、距離としまして143メートル、幅員としまして13.5メートル、両側歩道片側3メートルの歩道を今年度中には整備完了する予定となっております。次に要旨(2)についてです。市道白銀線の歩道につきましては、議員ご承知のとおり、スーパーホテル前から屋部向け、右側には歩道が設置されておりますが、左側には歩道が整備されていないことから、地域の要望もあり、周辺の方たちと相談して、路肩部にポストコーンを設置し、歩行空間の確保を行った経緯があります。新たに歩道を設置するということになりますと、道路用地の拡幅を行って整備するケースや、現道内で道路幅員を調整して設置するケースなどが想定されますが、拡幅を伴う場合は、新たに道路整備を行う場合と同様、名護市道路整備プログラムにおいて抽出されていない路線の事業化は厳しいものと考えております。今年度で市道志味屋線が全面開通する予定もあり、当該路線の交通量や交通形態も大きく変わると想定しておりますので、今後の状況等も確認しながら、どういった対策ができるか状況を確認し、判断していきたいと考えております。要旨(4)についてお答えします。大北大西線街路は、平成18年度に北部振興事業にて事業採択され、平成22年度より北部活性化事業、平成24年度より公共投資交付金の街路事業に移行し、今年3月に開通いたしました。計画当時より信号機が必要だと考えておりましたが、名護警察署より設置が厳しい状況と伺っていたため、開通するに当たって、交通安全の対策として、事前に調整しております。対策としては、交差点が大きくなることから優先道路を表示する区画線の設置、交差点手前には「交差点あり」の警戒標識と「この先交差点注意」の看板設置、また交差点付近には手前から注意を促し速度を落とす効果が期待できる、車線を示す位置にポストコーンの設置等、できる範囲で安全対策をとっております。また、信号機設置の要請については、交通量調査を行い、交通量が多い旨を明記し、地域の区長さん、それから学校等の連名で要請するということ等のアドバイスを受け、6月8日に連名にて、名護警察署へ信号機設置要請を行っております。議員ご質問の開通後から現在までの事故件数についてでございますが、名護警察署へ確認を行ったところ、1件の物損事故があったとのことでございます。資料の提出とのことですが、答弁でご説明した1件のみとなっておりますので、資料がないため提出しておりませんのでご了承ください。続きまして要旨(6)についてです。ラウンドアバウトの導入につきましては、第183回定例会で答弁したところでございますが、国から示されている望ましいラウンドアバウトの構造については、交通量が少なく、片側1車線の平面交差部に導入が可能とされ、他の交差点と比較して安全性、円滑性などの効果、維持管理の容易さ、整備に要する経済性などの観点から、優位性を評価した上で導入の可否を判断すべきとなっております。本市の導入については、既存の交差点については、道路利用者の慣れや交通形態が定着化していること、また周辺の土地利用により商業施設等の個人財産の状況を勘案すると、導入は慎重にならざるを得ないと考えております。今後、取り組んでいく新規の道路整備事業においては、平面交差計画の一つとして検討し、導入の可否を判断する必要があると前回答弁したところでもあります。平面交差計画については、道路管理者のみの意図で計画されるものではなく、県公安委員会と協議を行い、交通管理者側の意見も反映させることとなりますので、検討する平面交差計画の一つとしてラウンドアバウトが総合的に有利と判断された場合は、検討してまいりたいと考えております。次に要旨(7)について答弁いたします。まずアについて。道路管理者である沖縄県北部土木事務所に確認したところ、ラウンドアバウト交差点は周辺の道路網や交通量、歩行者、前後の信号や交差点など、周辺の状況によって大きく影響を受けるため、その導入は慎重に対応する必要があることや、現在の名護市中心市街地の土地利用状況等も勘案すると、導入は厳しいということであり、現在改修計画はないということでありました。イについて、現在沖縄県では、沖縄ブロック無電柱化推進協議会の第7期無電柱化計画において、北部病院から産業支援センターのある大中南交差点までの間について、早期合意路線として承認されており、現在整備に向けて実施設計を進めているということであります。また大中南交差点から名護十字路を経由する国道58号までの区間については、第8期無電柱化計画で順次取り組んでいく予定と伺っております。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) では私のほうから質問事項の6、要旨(1)と(2)についてお答えいたします。まず要旨(1)でございます。名護市放課後児童健全育成事業補助金の交付を受け、放課後児童クラブを実施しているクラブは、平成29年4月現在13クラブで、登録人数501名となっています。そのうち、校内の施設を利用しているクラブは名護小学校、羽地小学校、屋我地小学校の3カ所で、現在は幼稚園園舎の余裕教室を利用しております。放課後児童クラブ専用施設を小学校の校内に設置することについては、3月以降も継続して教育委員会と調整を行い、各学校の事情を伺っているところです。また名護市学童保育連絡協議会の皆様とは、去る5月10日のお出かけ市長室において、市内における放課後児童クラブの現状や県内の施設整備の状況について、情報交換を行い、今後の対応について意見交換しております。市内の放課後児童クラブ数及び登録児童数が年々増加していることから、今後の利用ニーズの把握が必要となりますが、各クラブの待機児童調査結果の現状から必要量の推察が難しいと考えます。そこで、平成29年度は、名護市子ども・子育て支援事業計画の中間見直しにより、放課後の子どもの居場所支援を調査する計画であることから、その結果を踏まえ、その方策を検討し、教育委員会ともさらに連携をとって対応してまいります。次に質問事項6、要旨(2)の学童の待機児童についてお答えします。昨日、資料配付しておりますのでご参照ください。現在、待機児童数調査については、市内の各クラブにおける待機児童について、放課後児童クラブに調査を依頼し、国が示す毎年5月1日時点の調査を行い、厚生労働省へ報告しておりますが、その結果では平成28年が37名、平成29年が7名の待機児童数となっております。国調査の利用できなかった児童数、待機児童数の定義としましては、調査日時点において利用申し込みをしたが利用登録できなかった児童の名簿を作成し、調査日時点において他のクラブを利用している場合には本調査の待機児童数に含めないこと、第一希望のクラブでないなど保護者の私的理由により他のクラブに利用希望が出ている場合には、本調査には含めないことなどの条件のもとに集計を行っております。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 私のほうからは質問の事項7、要旨(1)についてお答えいたします。第5次名護市総合計画策定につきましては、5月29日の臨時会終了後に議員の皆様に市制50周年事業との相乗効果を図りながら、これからの50年のスタートとなる最初の10年の計画として位置づけて策定を進めていきたいということをご説明しております。その中で、今後の取り組みについてもご説明いたしました。これまでの50年を振り返り、次の50年を見据える上で、名護市の将来を担う子どもたちが、名護市の未来について考えて、そして実行する機会をつくりたいということを考えておりますので、広く意見をお聞きしながら集約して検討を進めていきたいと考えております。金城善英議員が提案された高校生議会も含めまして、これからの50年について、小学生、中学生、高校生の皆さんが夢を語ってもらう機会をつくって、その機会をさらに第5次名護市総合計画の中に反映させていきたいと考えております。なお、市制40周年記念事業の際には、名護市の主催事業、それからほかの団体との共催事業、それと市民ボランティアの主催事業と3つのカテゴリーの中で38の事業を行っております。その中で市民ボランティアが主催した7つのプログラムを持った、名護市民ガジュマルフェスティバルというのがございまして、その中で子ども議会というのも開催されております。そういった事例もございますので、議員ご提案の高校生議会、そういったものもプログラムとしてこれから検討していきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) ご答弁ありがとうございました。それでは再質問に入らせていただきます。まず質問の事項1 受動喫煙防止対策につきまして、乳児健康診査の際に、施設の外側出入り口近くで喫煙している人がいることを受け、お叱りを受けた次第であります。私は愛煙家ではありませんし、喫煙もしませんけれども、こういうことの対立は私も好みませんので、喫煙される方々のマナーに期待したいと思います。受動喫煙による健康被害は非常に深刻であると言われております。人の命にかかわることでありますので、今後ともまた随時対策をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。次に質問の事項2 「部活動指導員」についてであります。詳細にわたるご説明、そしてご答弁ありがとうございました。部活動の顧問は、授業や生徒指導、生活指導、その他、様々な教員としての本来の業務がありながら、早朝や放課後の練習、土日の練習試合や大会参加など、多忙な日々を送っている現状を見てきました。副顧問や外部コーチなどを配置して体制を整えている学校もありますが、家族のことも顧みず自分の時間を犠牲にしながら、これまで部活を担当する教員や外部コーチなどのご尽力があって、生徒指導や競技力の向上、健全育成など今日の部活動が支えられているものと敬意を表するものであります。教育現場における教員の負担軽減と、どこまでも生徒の成長のために、この制度を生かしてほしいと思っております。全てにおいて、よき指導者に恵まれることほど幸せなものはないと思いますので、名護市教育委員会のリーダーシップを、また名護市の教育発展のためによろしくお願いしたいと思っております。次に質問の事項3 名護市育英会の育英資金についてであります。今回、5月と6月の「市民のひろば」にしっかりと広報として掲載されておりました。多くの市民の皆様が見られているのではないかと思っております。しっかりまた対応していただいているなと感謝申し上げます。応募資格についてでありますけれども、もう少し条件緩和をして、5年以上というのは、他市でも、先ほどのご答弁で1年から5年ということがありましたけれども、もう少し条件を緩和してもらったほうが名護市のためにも、また子どもたちのためにもよろしいのではないかという思いであります。本市の教育環境改善、充実を図ってほしいと考えております。市長にお聞きしたいのですが、本市で子育てをしたい、教育を受けさせたい、また住み続けたいまちにより近づけてほしいと思います。いかがでしょうか、市長。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 今、資格の件で名護市は5年ということでありますけれども、県内11市の中でも5年と設定しているのは、2市が5年と設定しておりますけれども、ほかは先ほども申しましたように、1年とか3年とか、そういう形で設定をされているところは私たちも承知しておりますので、今後、5年をそのまま継続するのか、また短縮できるのかということについては、検討させていただきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) 市長にご答弁を求めたのですが、育英会の会長は市長だと私は認識していたものですから、そういう形になりました。ご答弁ありがとうございました。ぜひ条件緩和については、前向きにご検討をお願いしたいと思っております。質問の事項4に移りたいと思います。給付型奨学金の創設についてであります。本市議会においても、昨年12月定例会において、国に対して給付型奨学金創設の意見書の採択をしております。また推進の立場にあるものと認識しております。市長にお尋ねしたいのですが、さきの3月定例会で議員定数を26名とする名護市議会議員定数条例の一部を改正する条例が可決されました。そこで市長、子育てや教育は待ったなしです。その認識のもとに財源の確保につきましては、早急な判断が求められております。議員削減分を原資に充てることで確保できると考えているのですが、名護市独自の給付型奨学金の創設について、市長のお考えをお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 貴重な提案ありがとうございます。いろんな方法、給付型の奨学金について、先ほど教育次長から答弁もありましたように、国や県も非常に積極的に導入を検討しております。また、既に始めている自治体もございます。ただこの財源ということで、右から左というわけにはいきませんでしょうけれども、給付型の奨学金の創設については、我々も非常に重要だと思っておりますので、金城善英議員の提案を受けて、慎重にまた検討を始めたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) 前向きなご答弁、本当にありがとうございます。このことは私も、稲嶺市長が初出馬の折の公約に副市長2人制を1人にして、減数1人の報酬分を子ども夢基金の創設に充てた実績を踏まえて、本市独自の給付型奨学金創設を私も提案させていただきました。早急な取り組み、心から期待をしております。ありがとうございます。続きまして質問の事項5 交通安全対策についてであります。交通事故は、事故の大小にかかわらず加害者も被害者も不幸であると考えます。交通事故が多く発生する場所として、交差点が挙げられます。その認識のもと、再質問をさせていただきます。名護警察署では、個別の事故件数の報告は用意できないとのことでありました。であるならば、名護市消防本部として、その箇所の事故件数について、交通事故による救急搬送があったのかというので調べていただきました。過去10年とはいかなかったのですが、やはり屋我地の4カ所ありますけれども、診療所前を除くほかの箇所では、交通事故による救急搬送が1件ずつありました。この3年、4年の間に。というのは、警察に報告されていない部分も大分あると、私は見ています。救急搬送ということは、大変な事故だと考えておりますので。事故に至らなかった、物損事故もたくさん発生しているのではないかと容易に想像できるわけです。ですから、地域の声も聞きながら、信号機の設置は難しいと、屋我地は今もないのですが、難しいとお聞きしております。それであるならば、今、国も県も進めている実証実験段階でありますけれども、それがとても評価されていると聞いております。それを積極的に取り入れるべきではないかと思って、また再度質問をしたわけであります。ぜひ、このラウンドアバウト、環状交差点につきまして、また学習して、研究していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。質問の要旨(7)名護十字路の現状については、道路幅員が十分でなく、右折帯がない。右折帯を設けるような幅員が足りないのです。右折車があると後続車が前に進めない状況があります。信号が変わってもずっと止まってばかり。安全性の向上や経済性の優位、信号機は要らない、右折帯が要らないなどメリットが多いラウンドアバウトの導入を図るべきと考えます。そして電線類の地中化についても、一部ご答弁の中にもありました大中南交差点から北部病院まで実施設計を進めているとおっしゃいました。またそこから第8期には名護十字路までの電線類の地中化の計画があるとおっしゃっておりましたので、なおさらそれをチャンスと捉えて、そのラウンドアバウトの交差点をやっていただきたいと考えて、それは県道でありますので、名護市が強く提案していってほしいと考えています。現在の幅員の中でもラウンドアバウトができる。担当課には紹介しましたけれども、私も福岡の一部交差点を見てきました。そこは普通の名護十字路サイズの交差点でありましたので、これは不可能ではないと私は見ておりますので、どうか調査研究をよろしくお願いいたします。次に質問の事項6 放課後児童クラブ支援についてであります。これは先月、5月10日にお出かけ市長室で意見交換会があり、5月16日火曜日には座間味教育長と屋比久議長に名護市学童保育連絡協議会から、3,000名近くの署名をもって陳情があったと思います。今議会の民生教育委員会において審査されることになりますが、ここで抜粋ですが、新聞記事を紹介させていただきたいと思います。「学童クラブ高額、来られない子も」という見出しで、県内の放課後児童クラブの状況についての記事が掲載されました。記事では「県外と比較して高い児童クラブの利用料や、そのために利用料が負担できず、地域で孤立してしまう児童について触れています。沖縄県は戦後米軍統治の時代が長く続き、本土復帰が遅れたことから、社会福祉の基盤整備が進まず、児童クラブは必要に迫られる形で保護者などが主体となって民間の手で設置が進められてきました。このため、全国では82.9%が公立で行われているのに対し、沖縄県はわずか6.9%にとどまっています。また学校施設や児童館、児童センターなど公的施設を活用した児童クラブの割合は、全国では86.4%であるのに対し、沖縄県は41%となっています。アパートや民家など、民間施設を活用して児童クラブを運営すると、結果として家賃や送迎に係る経費が生じ、負担は利用者へ転嫁されてしまいます。このため沖縄県の児童クラブの利用料は割高となっており、おやつ代を除いた保育料が8,000円以上の割合は、全国の21.6%に対し、沖縄県は51.8%となっています。全国と比較して所得が低い本県において、児童クラブ利用料が割高であることは、子どもの貧困対策の観点からも改善は急務です」とありました。本市として何ができるのか、ぜひ考えていけたらと思います。そこで、このことについて、教育長、陳情があったと思います。学童クラブについては、これまでずっと山城こども家庭部長が答弁されてきております。本来、学童クラブの実施主体は市町村、市であるということになっているのです。他の本土の学校では、学校教育の中で、小学校内で専用施設を設けて、放課後5時までは無料、その後7時までは有料ということで、月5,000円とか6,000円とか、何度も議会で取り上げてそのように話をさせていただいておりますけれども、そういう観点から、教育委員会でしっかりと今後やっていくべきではないかと考えています。教育長、突然ですが一言でよろしいので、よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 座間味法子 教育長。 ◎座間味法子(教育長) 子どもの放課後対策につきましては、教育委員会としても大きな問題だと思っております。今後、こども家庭部と連携しながら、ニーズをしっかり把握して適切に対応していきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) 座間味教育長、大変ありがとうございました。それでは続きまして質問の事項7、質問の要旨(1)高校生議会の開催についてであります。ぜひ検討を進めていただきたいと思います。ここで特に強調しておきたいことは、21世紀に生まれ、次世代を担っていくという21世紀生まれの男女を各同数、つまり半々、公平、平等にチャンスを提供していただきたいということを強く申し上げたいと思います。そして、名護市市制50周年ということでありますので、名護市生まれの、県外に行かれている学生も含めて、県内外の高等学校に通学している名護市生まれの高校生で構成された議会を希望したいと思っています。勝手な私の提案でございますけれども、ぜひ検討されていただきたいと思います。そこで、2020年が50周年になるわけです。ことし入学した子たちが高校1年生が2001年生まれなのです。あるいは2002年生まれ。それが2020年、もう受験とかで忙しいので、プレイベントとして、前年で開催してみてはいかがかなと考えておりまして、ことし4月に入学された高校1年生が2001年以後の生まれになっています。2020年3月には卒業となることから、時期的には2019年のプレイベントとして開催してはどうかと考えておりますが、ご見解をお伺いしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 2020年が市制50周年ではございますが、その前年の2019年がプレイベントの開催時期、それからできればもっと早い時期から、2年前、来年になりますけれども、プレのプレという感じで、できるだけ早い時期にそういった市民がかかわる機会をつくりたいと思いますので、その中で、先ほどご提案のありました高校生の皆さんが参画できるような機会もつくりたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) ぜひよろしくお願いします。県議会では、沖縄県の中学生が、北部、中部、南部、あるいは離島、そういった形で沖縄県中学生議会が2年前でしたか、行われました。私も傍聴席で傍聴させていただきましたけれども、知事以下、また部長以上の皆さんが、本当に議会を見ているような形で、各地域のアピールとか、あるいは質問とかをやっておりました。私もこれは感心して見ておりました。本当にその準備とかは大変だとは思うのですが、しっかりまた大成功に向けてぜひ、こだわっているのが、21世紀を担う未来の高校生の現実味を帯びた質問とか、あるいは夢とかが聞けるのではないかと思って期待しています。ぜひまた取り組みのほうをよろしくお願いして、私の第60回目の一般質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時27分) 再 開(午後2時38分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。6番 宮城さゆり議員、一般質問を許します。 ◆6番(宮城さゆり議員) 皆さん、こんにちは。議長のお許しを得ましたので、6番、礎之会、宮城さゆり、一般質問をさせていただきます。質問に入る前に所見を述べさせていただきます。6月23日から29日までの1週間は、男女共同参画週間です。1999年に施行された男女共同参画基本法では、男女がともに支え合い、社会の対等な構成員として社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的に利益を享受することができ、共に責任を担うべき社会と規定されています。本市においても「男女共同参画計画あい・愛プラン」が策定されています。昨今では、女性の就業率も上昇し、2016年には過去最高の66%となっています。結婚や出産に伴って、就業率が下がる傾向にある30代の女性においても改善していることから、雇用の環境がよくなっていることがわかります。今後も本市においても男女共同参画の推進に積極的に取り組んでいくことを希望いたします。それでは一般質問に移らせていただきます。初めに、質問事項の1 市庁舎及び公共施設の耐震化についてです。平成18年に建築物の耐震改修の促進に関する法律、耐震改修促進法が改正されましたが、都道府県及び市町村における耐震診断、改修促進計画の策定が位置づけられました。また、本市は1970年、昭和45年の市制施行から現在まで、多くの公共施設等が整備されてきました。築50年も経つ施設もあることから、質問の要旨(1)耐震化についてお伺いいたします。ア 庁舎の耐震化についてお伺いいたします。イ 幼稚園、小学校、中学校においての耐震化についてお伺いいたします。ウ 他公共施設、博物館、児童センター、中央公民館等の耐震化についてお伺いいたします。続きまして質問事項の2 安心・安全なまちづくりについて。犯罪を未然に防止する目的、また各地で発生している犯罪等の解決に防犯カメラの設置が多くかかわってまいります。そこで質問の要旨(1)防犯灯・防犯カメラの設置についてお伺いいたします。ア 防犯カメラ設置状況についてお伺いいたします。(各学校・公共施設等)続きまして質問事項の3 道路行政について。質問の要旨(1)名護市内においての道路の慢性的な渋滞地域についてお伺いいたします。市道志味屋線道路整備事業が今年度着手するとのことではありますけれども、それに伴い渋滞が緩和されるとは思います。そこでア 市道志味屋線の安全対策についてお伺いいたします。続きまして質問事項の4 地域経済の再生と観光振興についてお伺いいたします。さきに質問の要旨に入る前に、平成27年10月26日から28日に、礎之会、あけみおの会にて視察研修に伺った千葉県船橋市の船橋アンデルセン公園は、全国のテーマパークでは、ディズニーランド、ディズニーシーに続く、全国3位の人気の公園です。昭和62年に市制施行50周年記念事業として、公益財団法人船橋市の公園協会に管理委託され、平成26年には入場者が800万人突破をしている公園であります。アイデア、運営企画力、広報、維持管理と自然の起伏や雑木林を生かした四季折々の花で彩られ、緑豊かな憩いの場として幅広い年代の入客をターゲットにしている市の公園です。次にテッポウユリは我が市の花です。以前は国道58号沿いにフラワーロードとして道路を埋め尽くすテッポウユリがありました。通行する人々の目を楽しませ、観光振興にも大いに寄与したことでしょう。今日では、テッポウユリの名所は伊江島の知名度が上がり、また伊江島においてはテッポウユリの球根を生産し、村にてしっかり予算化し、ユリ栽培し、リリーフィールド祭りを実施しております。伊江島には、5月の連休では、リリーフィールド祭りは観光振興、地域経済効果も大きく、地域が活性化され、島の最大イベント行事となっています。そこで質問の要旨(1)名護市の観光施設について。ア アグリパーク(6次産業化施設)を9月にはグランドオープンしますが、市民より「子どもたちが楽しめる娯楽施設整備を」との声があります。そこで(遊具・アスレチック器具等)の整備についてお伺いいたします。イ 隣接する名護自然動植物公園(ネオパークオキナワ)との連携についてお伺いいたします。ウ アグリパーク・名護自然動植物公園の年間利用者数についてお伺いいたします。エ 同施設内での名護市所有の建物、施設の管理状況についてお伺いいたします。オ 老朽化した施設の修繕、取り替え、整備が必要な箇所が見受けられましたが、管理、契約についてお伺いします。質問事項の5 博物館について。質問の要旨(1)築55年以上も経過し、老朽化した建物である、文化、歴史の残る貴重な収蔵資料を公開できるように願い、今回の質問に取り上げさせていただきました。そこで新博物館の取り組み状況についてお伺いいたします。以上をもちまして一次質問とし、二次質問は自席にて行いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは事項の1、要旨(1)のアとウ、それから事項の2、要旨(1)のアの学校以外の公共施設等についてお答えいたします。まず初めに、事項1、要旨(1)のアについて。市役所本庁舎につきましては、昭和55年に建物の設計がなされており、旧耐震基準下で建築された庁舎となっております。日本各地において頻発しております近年の地震の状況等を考えますと、本庁舎の耐震化について耐震補強の実施や庁舎の建てかえ等も含め、検討を進めていかなければならないと考えているところでございます。次にウにつきましては、支所の場合ですと、屋我地支所、羽地支所、久志支所につきましては、現行の耐震基準に適合しておりますが、屋部支所につきましては、本庁舎と同様に旧耐震基準の建物となっており、今年度より建てかえに向けて整備計画の策定業務に取りかかる予定と伺っております。そのほか、市民会館、中央公民館、社会福祉協議会の施設につきましては、現行の耐震基準に適合しております。博物館、児童センターにつきましては、未適合となっており、今後それぞれの担当部局において対応を検討していくものと考えております。続きまして事項の2、要旨(1)のアについて。教育委員会所管以外の部局の施設における防犯カメラ設置状況についてお答えいたします。現在、施設内の防犯及び施設管理を目的としたカメラ設置につきましては、まちなか市営住宅、産業支援センター、浄水場、配水池、国際海洋環境情報センター、いわゆる通称GODACに設置がされております。なお、市民の安心・安全な日常の確保や地域の防犯面強化に向けた犯罪抑止に資することを目的とした防犯カメラは、これまで設置されておりませんけれども、今年度、市営市場及びその周辺繁華街への防犯カメラ設置に向けて、現在鋭意取り組んでいるところでございます。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは私のほうから質問の事項1、要旨(1)のイ、質問の事項2、要旨(1)各学校の防犯カメラ設置状況、質問の事項5、要旨(1)について答弁をいたします。まず質問の事項1、要旨(1)のイについてであります。昭和56年以前に建設された旧耐震基準の幼稚園、小学校、中学校施設の耐震化についてお答えをいたします。幼稚園施設の耐震化率ですけれども、文部科学省の耐震改修状況調査の対象とされる建物では、平成29年4月時点で88.9%となっております。今年度に予定している東江幼稚園の改築が完了した時点で100%となる予定であります。小学校施設の耐震化率は98.4%、中学校施設の耐震化率は98.2%となっておりまして、屋我地ひるぎ学園の改築が平成30年度に完了した時点で100%となる予定であります。次に質問の事項2、要旨(1)のア、学校施設についてお答えをいたします。教育委員会では、校舎の建てかえ時において、不審者の確認、犯罪の抑制、事件が起こった後の状況確認等を目的とし、防犯カメラの設置を行っております。設置場所につきましては、校門等の出入り口や死角となる場所にカメラを向けて設置しております。平成25年度より設置を行い、現在小学校7校、中学校3校の設置が完了したところであります。残りの学校につきましては、校舎の建てかえがある場合に設置を行っていく予定となっております。また校舎の建てかえ予定がない学校については、設置に係る財源の確保について検討を行ってまいりたいと考えております。次に質問の事項5、要旨(1)についてであります。名護博物館は、1959年に名護町役場庁舎として建築された建物で、築58年が経過し、老朽化が著しい状況であります。また収蔵資料は3万点以上になり、そのほとんどを収蔵している収蔵庫も満杯状態となっており、資料保存場所の確保も大きな問題となっていることから、新博物館の計画を進めている状況でございます。新博物館の計画につきましては、現在、用地選定作業を進めているところでありまして、候補地としまして、6カ所が候補に挙がっております。まず旧森林資源研究センター跡地、ネオパークオキナワ隣接地、北部生涯学習推進センター前、東江区より請願が出されております現名護博物館、羽地振興会より要望のあります羽地道の駅前の内水面と市道多野岳線沿いの高台の土地となっております。現在この6カ所について、関係者より意見を聞きながら、精査を進めている状況です。今後、外部有識者による検討委員会を経て、庁内の用地選定委員会で候補地を決定し、基本設計業務に移っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) それでは私のほうからは質問の事項3、要旨(1)アについてお答えいたします。さきに一般質問を行った長山隆議員への答弁と重複しますが、ご了承いただきたいと思います。市道志味屋線につきましては、一部事業用地の確保ができず事業を休止しておりましたが、用地問題が解決したことから、今年度、ベルク宮里付近から県道名護本部線までの未整備区間、距離にしますと143メートルの整備を行い、全線供用する予定となっております。市道志味屋線ベルク宮里前交差点の取りつけ方法につきましては、県道への取りつけができなかったことから、志味屋線と白銀線を結ぶ路線を主とする暫定系の交通形態となっておりましたが、今回、沖縄県公安委員会との協議内容に基づき、整備していくこととなります。具体的に説明しますと、今後整備される市道志味屋線が優先道路となり、市道白銀線から直進してくる車両や志味屋線に合流し、県道に向かう車両については、一時停止し、交差点に進入していくような計画となっております。しかしながら、現在の形態となって約5年経過していることから、新たに県道までの区間が供用されることにより、日常利用の通行者にとっては、交通形態の変更が生じることになりますので、優先車線の明確化やスピード抑制対策等について、現在、名護警察署交通課と調整を行っているところであり、供用後に混乱が生じないように取り組んでいきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) それでは質問の事項4、要旨(1)のア、イ、ウについて答弁いたします。まずなごアグリパークのグランドオープンについてですが、ハウスの建築工事において、三度入札不調が続いておりまして、昨日6月12日にやっと落札業者が出まして、決定しております。そういった関係もございまして、現在のところグランドオープンは平成29年12月ごろになると見込んでおります。アの娯楽施設としての整備提案ですが、なごアグリパークは6次産業化を中心とした農業振興が目的の施設で、補助金をいただき整備を行っております。そういう意味では、なかなか難しい課題がありますが、誘客につながる取り組みとして検討する必要があると思料はしております。次にイのネオパークオキナワとの連携についてですが、食の関連では、なごアグリパークを利用いただき、観光的な部分はネオパークオキナワを活用していただくというそれぞれの特性を生かした連携体制を考えております。具体的には、なごアグリパークのレストラン食事代と、ネオパークオキナワの入園料との割引セット販売ですとか、イベントの共同開催等について、現在意見交換を始めているところでございます。続いてウの平成28年度の年間利用者数ですが、なごアグリパークにつきましては6万3,886人。ネオパークオキナワにつきましては15万5,998人となっております。なお、ネオパークオキナワについては、平成27年度に比較して、約1万人の入客増となっております。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 商工観光局長。 ◎比嘉克宏(商工観光局長) 私のほうから事項の4、要旨(1)ウについては先ほど農林水産部長のほうが入り込み客数を答弁しましたので、エとオについて答弁いたします。関連しておりますので一括して答弁いたします。先ほど入園者の件で1万人ほど、昨年に比べて多くなっていると。実は平成26年度、その前の年が15万1,673名で、平成27年度に比べますと5,000名ほど減になっております。そこから約1万人を回復しているという状況にございます。名護市の所有、これは平成17年度に、俗に言う島懇事業で整備した施設が名護市の所有物で、メインハウス、それから研究学習ロッジ・ゲージ、フライングゲージと言われているものですが、それから自然博物情報館、それからレストラン。レストランについては現在閉鎖をしております。それからふれあい広場、それからガイド電気機関車が名護市の施設でございます。管理についてですが、これは名護自然動植物公園の管理に関する基本協定書というのを結んでございます。その中で、管理ということで、指定管理者は善良なる管理者の注意をもって管理物件を管理しなければならないということで、基本的な業務の範囲の中に施設及び設備の維持管理に関する業務ということで、これが明確にうたわれてございます。その中身についてですが、例えば建物について、エレベーター、そういった法定的な保守点検、そういった修繕については指定管理者が行うと。エレベーターの更新、新しく入れ替える場合、それは名護市が行う。それから空調設備の更新、消防設備の更新。トイレの全面改修等々については、市のほうで行う。それから工作物等で電気設備の更新。それからフライングゲージの大規模改修及び更新、日々の補修。それから管理については指定管理者のほうで行う。それから池のろ過装置の更新。それから舗装等ですが、園路の舗装全面張りかえ。それから駐車場の舗装全面張りかえ。設備関係で水道設備の更新、下水道設備、電気設備、浄化槽の更新。その他で、かなり大規模な修繕、または更新をする場合には市のほうで行うということで、指定管理者のほうでは日常運営に支障のないように管理をするということでございます。とは申せ、なかなか名護自然動植物公園株式会社の経営状況がかなり厳しい状況がありますので、なかなか管理ができていない部分もございます。この件に関しては、指定管理者のほうから報告がございましたら協議をし、市のほうでできるものについては更新、それから修繕等はやっていきたいと考えてございます。いずれにしてもお互いの協議の中で取り決めをしていきたいと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 答弁ありがとうございました。それでは二次質問を行いたいと思います。本市においての耐震化改修促進計画が平成25年2月に策定され、計画書をもとに行われていると思いますけれども、庁舎の耐震化、防災の観点から、庁舎の建てかえ等、それについては先ほど検討しているとおっしゃっておりましたので、それをもとに災害等が起きた際、本来なら司令塔である本庁の機能が止まってしまうと混乱が起きかねないと思います。災害時の対策についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 本庁舎は先ほども申し上げたとおり、旧耐震基準で建築をされております。災害が起こった場合どうするかということですけれども、名護市地域防災計画のほうで、その場合は現在の新しい消防庁舎があります。そこに災害対策本部を移して、そこに本部という部屋もありますので、そこで名護市に災害が起こった場合はどのような対処をするということで、そこに移してやっていくことになっております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 災害対策本部は消防庁舎に移します。やはり大切な資料等とかは本庁舎にありますよね。その資料の確保、保管等についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 本庁舎についてはそういう状況がありまして、災害が起こった場合ということなのですが、いわゆる津波であったりそういうことが起こった場合に、重要なデータといいますか、住民戸籍基本台帳とかそういったことについては、庁舎が使えない場合でも使えるように豊原のほうのマルチメディア館にバックアップがありまして、そのような形で保存をしておりますので、それをやるようになっております。それ以外の書物については、当然起こったら自分たちで持てる部分については持ちますけれども、物理的なものについてはそのままになるということになると思います。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。
    ◆6番(宮城さゆり議員) 今、豊原のマルチメディア館のほうに、バックアップデータがあるということですか。市の職員で管理はされているのですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) そこについては、市のICTの担当のほうで逐一チェックをしたりすることはできるようになっています。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) ありがとうございます。本庁舎の補修をする箇所というのは、今何カ所あるのか、確認はとれていますか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 耐震診断の実施を3年ぐらい前にやっておりますので、それに基づいて補強なりをしなくてはいけないという話がありますけれども、これも含めて補強したほうがいいのか、移ったほうがいいのかという議論もありますので、一部教育委員会の建物のほうは大丈夫ですけれども、本庁舎のところは少し弱いという診断が出ております。その辺は、それを踏まえて今後大幅な改築をするのか、どこかに移転するのか、また今の場所で建てかえるのかも含めて検討はされていくということだとは思います。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) では2月11日の沖縄タイムスの調査において、市町村別の指定避難所と耐震基準未満と見られる建物数について調査中との回答でしたけれども、あれから4カ月経っております。そこで調査結果についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 指定避難所につきましては、2月で調査をしていくということで答えておりますけれども、その後、まだその調査は続いておりますので、今後必要なところについては指定をしていくということで、今調整をしているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) でもあれから4カ月も経って、ずっと調査中ということは、なかなか危機感を持っていないという意味に捉えますけれども、総務部長としてはどうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) これについては、今、地域防災計画を今年度で見直しをするということになっております。その中であわせて具体的にやっていくということで、今そのような取り組みを進めているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) スピード感を持って、この耐震化問題、施設としては、公共施設が結構ありますよね。百いくつでしたか、二百弱ですか、こういった施設を名護市は持っていると思うのですが、インフラ等も結構あります。その整備もきちんとしていっていただいて、調査をしているものを早目に出していただきたいと思っております。続きまして、安心・安全なまちづくりですけれども、学校のほうで正門と裏門がありますが、その件に関して、正門だけは設置されているけれども、裏門は設置されていない箇所も何カ所かあると思います。その計画等はなされているのか、お伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 現在設置している学校につきましては、正門、裏門、両方とも防犯カメラを設置している。設置していない学校については、これから財源も確保しながらやっていきたいということでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) ありがとうございました。沖縄振興予算での今回の国の防犯灯・防犯カメラの緊急整備の事業において、防犯灯・街路灯について申請しなかった理由についてと、防犯カメラ17台を申請した経緯についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 内閣府の予算の関係だと思いますけれども、それについては、名護市としては防犯カメラの設置に向けた申請をしております。防犯灯、名護市では街灯を、これについては各字のほうで設置をしてもらってそれに補助をするという制度が既にありますので、市としてはそれを活用してほしいということでやっております。防犯カメラについては、当初総合事務局に申請をしたときには4,000万円、17台で我々は申請しましたけれども、総合事務局のほうから1,000万円の額の内示がありまして、約7台分に減額をして、今回補正予算に上げて、事業を実施するということでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 私としては、防犯灯・街路灯の申請が1台もなかったのが残念に思うのですが、やはり各区の補助も確かにあります。だけれども、今回使い勝手のいいではないですけれども、せっかくの国の振興予算があったのに申請しなかったのはどうしてかと思ったので一般質問をやりましたけれども、各区は防犯灯・街路灯を望んでいないわけではないのです。望んでいる。だけれども維持費がかかる。今の現状としては、各区の負担となってきている。それで申請ができないというのも多々あります。私が第176回9月、最初の一般質問にも取り上げました。東江海岸の防犯灯、地域の方々も多く望んでおります。ただ、維持費がかかるということで、東江区のほうでは申請ができないのも現状であります。それを加味していただいて、再三、防犯灯の設置を望んでいるのですが、なかなか受け入れてもらえない。副市長が総務部長時代にもお願いいたしました。もうあれから3年弱になります。なかなかこれは受け入れていただけない、検討するとの答弁の一点張りでありますけれども。だからそういった予算があるときに、どうしてこの予算をうまく活用できなかったのかと今思う次第でありますけれども、もうどう言ってもしていただけないのはわかってはきました。だけれども、市長の思いで私はできると思います。市民の安心・安全を守る名護市のトップとして、市長が思っていただけるなら、防犯灯を設置し、犯罪の抑止をしていただけないかと思っております。せっかく海岸沿いには電線も地中に来ています。配管もきちんと通っています。市長の思いで、私たち市民の安心・安全を守る思いで設置を要望いたします。市長に、答弁をよろしくお願いいたします。いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 東江海岸の話がありましたけれども、そこについては、施設は県のものでありまして、第一義的には県がやらなくてはいけないということで、我々は県と交渉しましたけれども、県としては事業の目的は達成されたので、その防犯灯については整備できないという回答でございます。では区が設置できませんかということで、東江区とも相談はしましたけれども、後々の維持管理費がかかるということがありましてできないということになっております。そういうことで、今回の内閣府の事業でできないかということですけれども、内閣府のほうの事業も、設置費については100%国が持ちます。しかしながら、今後の電気料、さらに修繕費については地元できちんと持ってくださいという補助メニューになっておりまして、そのことを考えますと、我々市としては、区に街灯をお願いして、区に設置をしていただいて補助をして、電気料も半分補助するという制度がありますので、その方が我々としては、なお地域の安心・安全を守るためには、設置が早いのではないかということがありまして、今回は見送ったということでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 部長、県の管理とおっしゃいましたけど今、東江海岸にあるのは、利用しているのは名護市民、地域住民なんですよ。安心・安全を本当に思うのであれば早急に対応していただきたいと思っています。私も東江海岸のほうでジョギングしているのですが、会う方々に暗いと言われるので、もう確かに夜は見にくいです。でも夕方、朝方ですね、あればもっと健康増進にもなって、いい環境でありますし、また観光客も最近はサンセットを目的に見に来る方も増えています。やはり、とても明るいのを何台もつくってくださいとは言っていないのです。防災の観点から多分高い街灯は無理だと思うので、低めの、明かりがとても明るいのではなくて、足元が見えるぐらいの明るさのもので構わないと思うので、もうちょっと考えていただければと思っています。再答弁を求めます。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 議員おっしゃるとおり、その地域はランニング、それからウオーキング、それから最近はまた観光客の皆さんも増えているということは理解しております。そういうことで、我々も何回も県とも調整をし、地域の方とも話をしてきております。だけれども、なかなかクリアする課題がありまして、今そのような状況になっております。我々もただやっているというわけではなくて、一生懸命担当者も含めて何かいい方法はないかということで、一生懸命検討しておりますので、その辺もこれから地域の皆さんと話し合いをしながら、どんな形でできるかについて、これからもまた検討、努力をしていきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 検討をよろしくお願いいたします。続きまして、昨日の長山隆議員からも質問がありました志味屋線の安全対策についてですけれども、答弁の中にもるる安全対策がありました。市道志味屋線ベルク宮里前の交差点ですけれども、右折の際の安全性が本当に確保できるのかという不安があります。それとまた取りつけ方法として、今の現状のままでこの3差路は設計しているのですか。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) 昨日の長山隆議員にも答弁いたしましたけれども、特に白銀線から志味屋線に向かう交差点部分については、一時停止の部分があります。あちらのほうにはしっかりと一時停止のラインと、それから今、県の公安委員会とも調整しているのですが、規制の看板等もしっかりと取りつけられないものかということも、今調整しております。それから、優先道路への滑り止めの舗装の設置とか、それから適所にポストコーンや、それからドットラインの設置なども含めてやっていこうと思っています。さらには、ベルク宮里前については、滑り止めのゼブラなどの検討も今後進めていきたいと思います。道路につきましては、今の現状の形で設計をしておりますので、あとは志味屋線からの交差点部分から行く部分については、143メートルは設計どおりとなっています。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 今のままでも、設計はそのままで段差を上げていくというのは無理があるのかなと思いますけれども、もう少し用地買収をして、右折帯を幅広くとっていただければ安全対策ももっと可能ではないかと思うのですが、今の設計だと、私は安全性に欠けるのではないかと思っています。こういった事故が二度と起きないことを願います。続きまして、志味屋線の国道58号から、国道向けにカメラのキタムラを左折して、市道志味屋線に出るまでの道路について、交通量の多い所でもあります。道路の幅員もなく雑草も繁茂している状態で、安全性に欠けるとのことで、また安全な道路交通の環境対策が必要不可欠で、早急な安全対策が望まれますが、当局の対応についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) 宮城さゆり議員がおっしゃっている部分については、多分市道名護69号線の整備だと思っております。そちらにつきましては、現在運用している名護市道路整備プログラムの整備対象外の路線となっておりますので、今のところ整備を行うというのは大変厳しい状態となっております。それから、安全対策については、現場の状況を確認しながら、適切な対応をしてまいりたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 名護市道路整備プログラムというのは、平成26年から多分平成37年の10年間だと思いますけれども、やはりその中には、環境というのは10年で大分変ってくると思います。やはりこういった環境の変化等によって、このプログラムを組み替えることはできないのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 長山儀和 建設部長。 ◎長山儀和(建設部長) 市道整備プログラムにつきましては、まだ始まったばかりということで、これについては各区の皆さんとも大分協議を密にしながら進めてきております。先ほどのさゆり議員からの要望については、また年度が押し迫ってきましたらどんどん完成してきますので、その間にまた調整ができたらと考えております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 今後またいい環境づくりに努めてください。よろしくお願いいたします。続きまして、先ほど祖慶農林水産部長の答弁の中で、9月にグランドオープンを予定していたものが、たび重なる入札の不調とありました。3回の入札不調でありますけれども、その不調になった原因についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) この第二観光農園についての入札は、昨年の12月、2月、5月に行っておりますが、それぞれ不調となってございます。理由としましては、技術者不足、それから下請確保の困難ということで挙げられております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 何業者を。建築業者のランクのほうは。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) こちらのほうですが、Aクラスということになってございます。初回の12月が5者です。それから2月が3者、5月も3者、そして今回、昨日ですが同じく3者ということで、昨日は落札いただいているということです。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) それでは、1回目と4回目の予定価格の変更はあったのですか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 予定価格そのものを見直すというよりも、建築単価等の入れ替え等がありますので、その分で変わってきてございます。実際には初回と最終では400万円ほど増えていると、初回に比べてということです。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) では、4回の入札をしていますけれども、12月、2月、5月と不調に終わっていますよね。その不調になった業者が今回4回目の3者に含まれていますか。お尋ねします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 全て同じということではございませんけれども、やはり出入りがありますので、4回のうちに1回、3回に参加したとか、2回、4回に参加したとかという、そういうような、連続ということではございませんけれども、入れ替えも含めて複数回参加いただいている事業者もございました。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 今聞いたのは、400万円の増があったというものですから、やはり400万円は魅力ですし、1回目に組んだ予定価格のほうがもしかして、設計等にミスがあったのか。お尋ねします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) そういうことではございませんで、4月に建築単価の入れ替えがございますので、それで設計を見直しているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) わかりました。ありがとうございます。また、なごアグリパークは6次産業化を中心とした農業振興が目的の施設としての補助金での整備だと私もそれは承知しております。けれども、子どもからお年寄り、あらゆる世代が名護市の6次産業化による農業、林業の活性化に寄与していくためにも、また子どもたちが楽しめる木材等を使用したアスレチック、遊具を設置いただくことで、相乗効果もあると思います。また多くの来客が見込まれると思います。先ほど部長の答弁の中でも検討していきますとのお答えでありましたので、また早い検討をよろしくお願いいたします。それとまた指定管理者において、グラウンドゴルフ等が今行われているというのをお聞きしたのですが、その件についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 中部分に芝が張られております。こちらを活用して、自主事業ということで指定管理者のほうでやっております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) では、この指定管理者のほうでしているということは、名護市への申請は必要ないのでしょうか。お伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 全体的な話として言えることなのですが、指定管理者に独立採算でお任せする場合、ある程度柔軟に指定管理者の自主事業を認める方向で動いております。したがいまして、いちいち市側が許可するというような施設ではございません。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) ありがとうございました。また、なごアグリパークの年間利用者数とネオパークオキナワの利用者数では大分開きがあるのですが、ネオパークオキナワに関しては、対前年度で1万人増となっています。その要因も観光客かと思うのですが、この連携についてですが、もしこの開きがあるのでしたら、やはり連携をとって早目にしていただければ多分なごアグリパークのほうも入客数が増えていくと思うのですが、その要因についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 農林水産部長。 ◎祖慶実季(農林水産部長) 具体的な取り組みということはこれからになりますが、と言いますのも、グランドオープンがどんどん遅れてきてしまったのが要因ということでございまして、大きな広報活動等も営業活動等もまだできない状況がございました。しかしながら、業者も決まって、おおよそオープンの時期も見えてまいりましたので、今後そういった広報、あるいは営業活動をしてもらって、かつネオパークオキナワとの連携も図ってまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 早急に連携をとっていただいて、名護市の観光施設なので、みんなで盛り上げていきたいと思っております。続きまして、最後にネオパークオキナワの経営も厳しい状態にあると思うのですが、経営状態についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 商工観光局長。 ◎比嘉克宏(商工観光局長) 経営状態ですが、平成26年度が2,500万円程度の赤字でした。それから平成27年度が7万9,000円の黒字でした。平成28年度は、現在集計中ということで、年々、徐々にではありますがよくはなってきております。今年度15万5,000人、約1万人が集客数上がっておりますので、多少黒字が出るものということで期待をしているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) すみません、次に累積赤字までお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 商工観光局長。 ◎比嘉克宏(商工観光局長) 累積赤字というよりも、会社ですので短期と長期の運営資金の借り入れがございます。その借り入れにつきまして、短期借り入れで5,600万円、それから長期で6,200万円程度ございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) それでは1億円余りの負債があるということですけれども、また最高責任者である稲嶺市長へお伺いいたします。ネオパークオキナワは本当に今厳しい状態ではあると思われます。30名の職員も頑張って年中無休でお仕事をしています。大きな施設を運営するためには、やはりある程度の予算が必要となります。名護市の観光施設です。補助金等の交付があればいいと思いますけれども、そこで稲嶺市長、今後のネオパークオキナワのあり方についてお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) ネオパークオキナワの運営については、以前は補助金をずっと出しておりました。軽便鉄道を整備するときに、多分議会での附帯決議もあったのかなと思っておりますけれども、その整備を最後に、これからは自助努力でもって運営をしていくということで、整備の翌年からは補助金を出さないと。それについては、ネオパークオキナワ側とも、そのことについては両方で協議をして確認をして、これまで来ているというところでございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 時間もありませんので、また次回にこの質問はさせていただきます。すみません、博物館についてですけれども、1959年に建てられた築58年になる博物館で、本当に貴重な収蔵資料も大量に保管され、公開できぬまま眠っている資料も多くございます。今出されている6カ所の候補地もあります。また東江区長さんからも、本定例会に現在地で、存続していただけるような請願も提出されています。また博物館においては、著しい老朽化、花ブロックの落下等、塗装の剥離も見られ、防災の観点からも早急な選定をしていただけるようよろしくお願いいたします。以上をもちまして、宮城さゆり、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時39分) 再 開(午後3時49分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。16番 宮城安秀議員、一般質問を許します。 ◆16番(宮城安秀議員) 皆さん、こんにちは。本日最後ではあるのですが、礎之会、宮城安秀、議席番号16番、これより早速一般質問に入らせてもらいます。事項1 辺野古区・豊原区で学習会が行われた件について、伺います。この件については、ティダの会の皆さん方が辺野古区でこういった予算、辺野古区地域の学習会を行ったということで、大変感謝しているところでございますが、いろいろその中身を伺いたいと思っております。要旨(1)辺野古区・豊原区民を対象に4月22日土曜日、久志区では5月21日日曜日に各公民館で三区の事業予算の説明会が行われた件について伺います。ア 学習会の目的と効果について。イ 岸本市政・島袋市政・稲嶺市政で使われた防衛予算(8条交付金、9条交付金、再編交付金、その他)の説明を求めます。ウ 再編交付金関係で資料説明もあったようですが、その関連で「再編交付金は名護市がお断りすると言ったことはない。ある日突然、交付ゼロの通知が来て止められた」とこれまで幾度となく発言しているが、止められた根拠はどこにあるのか答弁を求めます。エ 配布資料の中に軍用地料とありますが、関連して市長は平成25年9月に幸喜区のハンセン返還期限の延長を要請しましたが、幸喜区の財産収入である軍用地料は無くなりました。その思いを伺います。事項2 キャンプ・シュワーブゲート前で反対運動をしている一部極左暴力集団について。要旨(1)国会予算委員会にて政府参考人の警察庁警備局長の答弁で「キャンプ・シュワーブゲート前にて反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されていると承知しております」と答弁しております。ゲート前で反対運動をともにする市長の見解を求めます。要旨(2)非暴力運動だと何度も訴える人もいますが、これまで高江やキャンプ・シュワーブゲート前で名護警察署に暴力行為で拘束、逮捕された人は何人いるか答弁を求めます。事項3 市長の公約である普天間移設問題について。要旨(1)市長は選挙公約である「海にも陸にも新しい基地は造らせない」、そして司法の場でも「私は政治家にとって公約は非常に重たいものだと思っている。公約で市民は投票する」と発言している。大変立派だと思う。その公約で「新しい基地を造らせないと約束した。約束を守れないときは自分がおりるときだ」とも就任当時のインタビューで発言している。これもまた大変立派だと思います。そこで市長に伺います。現在、埋め立てが進んでおりますが、市長の見解を求めます。事項4 機構改革後オリ・パラ担当部署の取り組みについて。要旨(1)機構改革後の取り組みで合宿誘致に関してどのような認識でいるのか伺います。要旨(2)県とどのような取り組みをしているのか。どこまで進んでいるのか伺います。二次質問は自席で行いますので、市当局の答弁をよろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) さきの通告により一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、私のほうからは質問事項1、要旨(1)のアとイについてお答えいたします。まず初めにアの学習会の目的と効果でございますけれども、今回の学習会につきましては、その依頼のありました団体が主催をしているということで、我々のほうで名護市の普通会計の決算状況の比較と、3地区における名護市が実施した事業等について説明してくれということがありましたので、我々はその点について、説明をしたということでして、その学習会の目的と効果につきましては、我々のほうでお答えということはできませんが、開催したいきさつについては平成29年3月開催の第186回名護市定例会において、大城敬人議員の一般質問において、議会で答弁した内容と提出した資料のほうを地域のほうでも説明していただきたいという要望があり、地域よりそのような説明をしてほしいという要請、要望があれば、我々としても開催に向けて検討していきたいという答弁をいたしました。その後、その団体から文書で説明をしてほしいという依頼がありましたので、上司への指示を仰ぎ説明をしたということでございます。次にイについて、防衛予算についてでございますけれども、民生安定施設の助成、いわゆる8条交付金は、平成10年度から平成18年度決算まで、合計32億240万円、うちSACO関連事業が約30億5,200万円となっております。次に特定防衛施設周辺整備調整交付金、これはいわゆる9条交付金ですけれども、それについては平成10年度から平成27年度決算まで、合計約69億62万円、うちSACO特別分事業が約47億6,000万円となっております。次に再編交付金事業は、平成20年度から平成22年度まで、合計17億4,240万円となっております。次にその他として沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業、いわゆる島懇事業でございますけれども、それが平成10年度から平成20年度決算まで、合計約84億7,745万円ということになっております。説明は以上でございます。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 私のほうからは質問の事項1、要旨(1)のウについてお答えいたします。再編交付金につきましては、普天間飛行場の辺野古移設を受け入れることを前提に交付されるものであり、本市は基地受け入れの見返りである再編交付金は受けるべきものではないとの立場から、平成22年度において新規の再編交付金事業は予算計上しないこととしております。しかしながら、平成21年度で交付決定され、平成22年度に繰り越しされた分、平成22年度継続事業として取り組む予定だったものにつきましては、当然交付されるべきものと考えて国に対して交付申請書を提出して、調整をしておりました。その2件につきましては、平成22年12月24日に2通の通知書がございまして、1つは平成21年度再編交付金の交付金額の減額に関する通知、それからもう1通が平成22年度再編交付金の交付金額についての通知となっております。その中に書かれているのは、平成21年度再編交付金に係る基地の交付点数が減ぜられ、再編交付金を減額するとあります。本件につきましては、特別措置法施行規則の第9条第3項の規定となっております。平成22年度についても同じく再編交付金の特別措置法施行規則第9条第3項の規定に基づいて交付点数がゼロとされ、交付金額はゼロ円という通知がされております。それが根拠ではないかと考えています。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 総務部参事。 ◎仲宗根勤(総務部参事) 私のほうからは事項1、要旨(1)のエについてお答えします。ハンセン返還について政府は、三共地域を分断するような方法で一方的に地域の意向を無視した返還を推し進めてきました。また、幸喜区に関しましては、返還後、必然的に区に配分される額が減ることになりますが、米軍の訓練に起因する騒音被害は返還前と変わらず存在しております。市といたしましては、基地被害等が変わらず存在する状況に関して、到底受け入れられるものではないと認識しております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。
    ◆16番(宮城安秀議員) 答弁ありがとうございました。まず、先に学習会の目的の件で、地域の方は皆さんが配布した資料の中で、市の職員が地域の財政の説明をするということで、集会に参加しているわけです。そこで、地域からは市の職員がしっかりとこういった説明をするからということで参加している。その中で、豊原区長さんにおいても、参加して、フロアからの要請といいますか意見ということで、資料を読ませてもらいます。豊原区の宮城幸雄区長さんは、説明資料の「豊原区の事業と予算はほとんど、みらい1号館から3号館のIT産業関係、久辺小、久辺中学校建設にかかわるものがほとんどです。豊原地域の道路整備や公民館の雨漏りなど行われていません。雨漏りは平成25年に名護市に申し入れましたが、いまだにやられていません」ということで、フロアから何か意見があったみたいで、その件について、その説明会の後協議をしたのか、またその協議した結果どうなったのか。お答えお願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 今議員がおっしゃるとおり、辺野古での説明会のときに豊原区長、宮城区長さんからはそのような質問がありました。我々としては、名護市の平成22年から平成27年までの決算の状況と、名護市が3地区で行った事業の説明をするということでありましたので、その説明をいたしました。それに対して、質問についてはその内容だけにしてくれということも我々は発言をしまして、我々が答える分については答えますけれども、今所管でないものについては答えられませんので、持ち帰って話し合いしますということは言いましたけれども、その中で、雨漏りについては少し私も中身は把握しておりましたので、話はしました。雨漏りについては、今名護市のほうでは公民館を建設するときには8,000万円を上限に、それから残りのものについては部落が負担して建設をして、建設をした後についてはきちんと名護市と協定を結んで、区が指定管理を受けてやりますけれども、そのときには、維持管理費については区ですということを協定を結んで指定管理をして、管理をしていただくということがありますと。その中で、いろんな市が設置した公民館の中でいろいろと修繕が必要な箇所も出てきておりますので、区には、いろいろ財政状況がありまして、なかなか難しい区もあるということがありまして、昨年から名護市のほうでも区の修繕については、予算をつけて随時優先順位をつけて修繕をしていますということをそのときは答弁といいますか、話をしました。そのときには、区長さんはその方向で理解はしておりました。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 区長さんは、この資料の中で稲嶺市長就任7年間で予算は508億円増加しているということで、そうだったら修繕ぐらいすぐできるのではないかと。平成25年に要請したのにいまだにされていないということでの話でございました。ぜひまだ解決されていないということですので、早目に解決していただきたいと思っております。それからイの岸本市政、そして島袋市政、稲嶺市政において、この再編交付金あるいは米軍関係の資料で、先ほど示された金額ですが、これは私の手元にあるのは平成8年から平成17年の古い資料ではあるのですが、ほとんどこれが西側で使われている。例えば、名桜大学の多目的ホール、そして生涯学習センター、これも名桜大学です。ネオパークオキナワの国際種保存研究センター、産業支援センター整備事業、そして食肉処理施設整備事業ということで、西側で使われているのが現状であります。そして数久田区においては、公民館、集会所の建設をしている。そのときにIT産業事業が唯一豊原区で行われた事業で、そしてまたこれが基地関連助成金に係る辺野古区への配分比較と比率ということで書いてあるのですが、名護市全体で385億円。これは平成8年度から平成17年度まで使われている予算です。辺野古区だけ、これは載っているのですが、18億円使われている、これが約5%。片や名護市西側では95%、367億円、名護市西側で使われている。そしてまたこれ次に、これが北部振興事業に係る辺野古区への比率、これは普天間飛行場の移設に基づく事業であるにもかかわらず、辺野古区に使った割合は全体の148億円のうち、8.2億円、わずか約6%。そして西側で使われているのが139億8,000万円、約94%です。それから次が基地所在市町村活性化事業に係る辺野古区への配分、これが平成8年度から平成17年度、名護市全体の82億円。いわゆる基地が存在する所に、事業にかかわらず使われているのが辺野古区はゼロです。名護市西側で82億円、100%使われているという、このような実態があるわけです。さらにこれが防衛省補助金に係る配分、これも同じく全体で155億円。辺野古区に使われているのが9億5,000万円、約6%。そして西側で145億円も使われている。これが約94%。これが平成8年度から平成17年度の実態です。そういうことからして、必ずしも久辺3区だけが使われているということではないわけです。そういうことからして、しっかりとそういったものも踏まえて、ぜひ地域で説明するときはそういった事例も確認しながら対応していただきたいと思っております。そして次に再編交付金関係の根拠ということで、先ほど地域政策部長は、受け取る立場でもないと言っておられるのですが、しかしこれでは、新聞の中では、渡具知武豊議員が受け取る努力が必要ということではあったのですが、これは新聞記事で「稲嶺市長は答弁で、再編交付金は名護市がお断りすると言ったことはない。ある日突然交付ゼロの通知が来て止められた」ということであるのですが、先ほど地域政策部長の答弁では、受け取る立場にはないということをおっしゃっている。そういうことからして、受け取る立場でもないということでの、稲嶺市政において、基地を反対する立場からそうなのかと思ってはいますが、今の件で、地域政策部長、何か答弁がありましたら。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、再編交付金については、新たな事業については予算計上しないということです。それ以前に、平成21年度に交付決定を受けて、平成22年度に繰り越された予算、それと平成22年度、継続してやる予定だったものについては、当然のことながら継続していただきたいということで、その再編交付金の交付申請、要望をやってきております。受け取る立場にないという言葉につきましては、新たな事業は要望しないということでございます。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 新たな事業は要望しないということでは、先ほど市長の新聞の記事とは整合性がとれない。要するに断っているような状態ではあるのです。まずこれが平成22年12月25日の新聞で、防衛局の根拠で、地域政策部長が言ったのは、なぜこの再編交付金がとれなかったか。要するに「普天間移設に対する名護市の理解と協力が示されず、再編の実施に向けた措置の進捗に支障が生じている。特別措置法に基づき減額などの措置を講ずる」ということで、交付ゼロになっているわけです。いわゆる、当時いろいろアセスの協議とか行われていたのですが、市からの協力を得られなかったということも伺っております。その中で、市長は当時を覚えていないかもしれませんが、平成11年度の名護市の再編交付金が計上されたことについて、もし括弧書きですが、「移設容認への転換を期待しているのであればこれは大きな見当違い」ということでも、やはりこれからしても市のほうが断っているのかと思ったりするわけです。そういうことからして、さらにこの再編交付金の根拠という法的な特別措置法の中で受け入れ自治体との整合性も考慮し、根拠法の特別措置法を正しく解釈すれば不交付とならざるを得ないということでの根拠であるわけです。ぜひそういったものを理解して、これまで私たちは、再編交付金はしっかりと交渉し、受け取るべきだと要請しているのですが、政府へ責任転嫁しているような状態が続いているものですから、この件で一般質問をさせていただきました。続きまして事項2、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 事項2の要旨(1)についてお答えをいたします。「キャンプ・シュワーブゲート前にて反対運動を行っている者の一部に極左暴力団も確認されていると承知しております」ということについてですが、私は、全く承知しておりません。わかりません。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 総務部参事。 ◎仲宗根勤(総務部参事) 私のほうからは、要旨(2)の拘束、逮捕された人は何人いるかについてお答えします。新聞報道によりますと、辺野古移設関連の逮捕者は2015年2月以降、現在までに11人と、市としては把握しております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 市長の先ほどの答弁で、極左暴力集団ということで、大変地域としても心配しているところではございますが、16年前の新聞ではあるのですが、当時、奥武山で集会があったときの実際の記事なのですが、日付が記入されていないので申しわけないのですが、奥武山で集会があったときに、極左集団の機関紙配布ということで、少し読んでみます。「会場の内外では、労働組合など100を超える全国各地の団体の旗があちこちで見られた。沖縄県教職員組合、沖縄タイムス労組などに加え、中には治安当局が極左暴力集団過激派と認定している革マル派の文字が入った黄色の服を着た人もいた。各団体は会場の外で機関紙や集会の告知ビラを熱心に配っていた。革マルと同じ極左集団の中革派の機関紙「前進」には、会場で1万部を参加者に手渡したことがリポートされている」これは16年前ですから、そのときからそういった傾向が見られたということで、先ほど市長の答弁では全く知らなかったということではあるのですが、そうであるのであれば、昨年の9月に県議会でも具志堅透議員が極左暴力集団の件に関して、一般質問をしている中で、答弁で5人の逮捕者が出た中で2人でしたか、県外、国外がいると。韓国籍を有する方がいるということもございましたが、そういった過激な思想を持つ方々が入り込んでいるという事実関係といいますか、そういったことは承知しておりますかということで、県警に尋ねたところ、県警のほうでもお答えしますと。「県外の団体、いわゆる過激な団体の参加についてお答えします。抗議行動には何割とはしっかりわかりませんけれども、県内のみならず県外から各種団体、個人が相当数参加しているものと承知しております。その他いわゆる一般的に過激派と言われておりますが、警察として呼んでいる極左暴力集団の参加も確認しているところでございます。」ということで、これは県警のほうも答弁をしている。そしてことしの、3月9日の予算委員会の中で、国会議員の方が辺野古に来たときのことで質疑をしている文章でございます。「昨年5月に、私が辺野古のキャンプ・シュワーブゲート前で演説をしようとしたところ、私に暴行をしてきた。このときの演説は、米軍基地が将来的になくされたらよいと思うのは私も同じだから違法行為はやめて、合法的な抗議活動をしてくださいということを呼びかけに行ったわけですけれども、私が到着するや否や向こう側から道路を渡って来まして、私を取り囲んでたたく、ひっかく、耳元で大音響でスピーカーを鳴らすという状況で、私は3人から暴行を受けました。そして同行したスタッフは顔面をプラカードでつつかれるという状況でした。これは目に当たっていれば失明しかねないという状況でした。プラカードの角をこちら側に向けてきた。もう1人はボランティアとしてついてきた青年ですけれども、顔面に張り手をくらいました。相当な衝撃を受けまして、鼓膜が傷むという被害を受けたわけでございます。私を含めて被害を受けたそれぞれの加害者に対して被害届を出しましたが、無抵抗の我々に暴行を繰り返し働いておりまして、間に機動隊員が割って入らなければさらなる暴行が行われたのではないかという状況でした」ということで、国会議員が答弁を求めたところ、警察庁に伺いますがということで、警察庁のほうも政府参考人として、松本光弘、警備局長ですか。「お答えします。沖縄の基地反対運動を行っている者の一部には、極左暴力集団も確認していると承知しております」ということで、答弁をしております。本当に、極めて、この異常な状態ではないかと思っております。それを市長は知らなかったということでございますが、今私が報告をしております。そこで、この件に関して、今の思いはどうですか。答弁をお願いします。今私が言っている事実関係の報告に対して、市長はどう思いますか。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 今読み上げられたそのことについては、私は見たことも聞いたこともありませんので、それについてどう思うかということは、私は何もお答えできません。 (「そうだ」との声あり) ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) そのことに関して、今私が言ったから、その言った事実関係を確認されているので、その思いを聞いたわけでございますが、これは議事録に残る大きな問題であるので、恐らく市長としても答えられないだろうと思っています。要旨の(2)です。非暴力だとこれまでいろんな方が訴えてきている。市長においても、この非暴力においては、先ほど仲宗根総務部参事の答弁では、11人も拘束されて逮捕されているということではあるのですが、市長もわざわざ大宜味村まで行って、この非暴力で権力を打ち破るということで、講演したみたいで、約70人が参加した講演であります。この講演会の終盤で権力を止めることができるのは、権力や暴力ではない、非暴力で権力を打ち破る強さを大事にしたいと言っている。そういうふうに、実際に仲宗根総務部参事も11名の検挙者がいると訴えているのに、その非暴力だと言っておられる。そしてまたこの前、6月11日、先週の日曜日、これもまた集会があるときに、市長はオール沖縄会議共同代表という立場で、基地建設の現場は異常事態だ。安全のために働くはずの警察が非暴力の市民から負傷者を出していると。本来、そういった警察が負傷者を出しているのであれば、逮捕されるはずなのです。これまで非暴力と言っていたのが、以前からそういった暴力的な行為はされているわけです。そして平成29年4月22日です。添田さんという方ですけれども、昨年10月に沖縄防衛局職員に暴行をしてけがを負わせたとして傷害の疑いで逮捕された。その後は公務執行妨害の罪も加わり起訴されたということであります。そして、皆さん方が一番、何といいますか、存在感の大きな山城博治議長ですか、防衛局職員に暴行、そしてフェンスを設置していた職員の腕に強くかみつき、肩をつかんで激しく揺さぶる行為などで、頸椎(けいつい)、右腕打撲のけがを負わせたと。もうまさに暴力行為が平然と行われている。その中でも女性の方もそうですが、工事車両がゲート前に入ろうとしたときに警備の足を蹴ったりやっているのが現状。先ほど総務部参事が11人と言っていたのですが、私が確認したところ高江では平成28年から平成29年まで延べ14人、キャンプ・シュワーブが平成27年から平成29年、ことしの5月31日現在延べ32名が拘束されている、逮捕されている。その中身は、公務執行妨害(傷害罪)、そして器物損壊罪、威力業務妨害罪(傷害罪)。合計46名の方が暴行を、非暴力と言いながらこういったことで検挙されているのが現実です。先ほど私が言った、今の反対している中で、大変この地域というのは異常な場所という思いがします。ぜひこういった行為ではなくして、私は基地を反対してはいけないとかそういうことを言っているわけではないです。皆さん方が言うように、非暴力でその抗議活動をしてもらいたいと思っているわけであります。ぜひそういったことを心がけながら、皆さん方の活動をやってもらいたいという思いであります。それでは次、事項3、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 事項3の要旨(1)です。現在埋め立てが進んでおりますが、市長の見解を求めますという内容になっておりますけれども、県知事がインタビューなどでもよくおっしゃっておりますけれども、事前協議が整った後でなければ工事への着手は認められないということを申し上げております。これについては、なぜ知事はこんなことをあれするかというと、防衛局が自ら埋め立て承認願書において、サンゴ類の環境保全策として移植、移築など、事業実施前に行うこととしていると。あるいはまた協議をした後にその工事に入ると。そういうことがこれまでずっと県知事のほうから発言されておりますが、局のほうとしては全くそれを無視して工事を強行しているということについて、知事からもいろいろ非難といいますか、認められないという発言がございました。私も同様な思いであります。まず岩礁破砕許可が3月に切れたと。その後改めて申請すべきだと県のほうは強く話をしているけれども、申し入れはしているけれども、国は必要ないということであるとか、あるいは県との協議を行うことなく工事も進められているということでありますので、その工事が政府が言うように法治国家として、それがきちんと進められているということについては、全く信用できない状況だと思っております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 今の時点で、市長、その工事が進んでいる、始まっているという認識はあるのですか。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 作業が行われているということは、連日の報道などで知っております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 当時、市長が就任した平成22年度、何度も、市長の、埋め立てした場合の公約といいますか、それを引き合わせて大変申しわけないのですが、まず当時、義房議員と、当時の埋め立て根拠にかかわる議論をいろいろしているわけです。そこで長い文章で、議事録でありますので、抜粋して、市長の答弁から。「市長選挙もみんな市民の投票行動、議員の皆様にも同じようにたくさんの支持者、支援者がおります」ということで、根拠を市長は、支持者がいると、その支持者が私を当選させてくれたのだという根拠での話をしている。要するに義房議員は、そのときには法的な根拠があるのですかと。市長が止められるという法的な根拠があるのかと尋ねたのに対して、市長は「法的な根拠はないが、ただし私を支持している人たちがいる。私はその人たちに対しての当選させてもらった」と、これが根拠だということをおっしゃっている中で、そしてその中で義房議員は、市長の言う根拠に対して「インタビューの中で新しい基地を造らせないと約束をした。約束を守れないときは自分がおりるときだ」と発言しております。そこで市長は、この発言に対してどのような状況かということで、いろいろまた話をして、後ろのほうですが、その根拠、いわゆる工事が始まって手続が始まったと、それは我々が止めることもできなかったということになったとき、いわゆる先ほど話したような状況が根拠。要するに工事が始まっている手続ということで、工事が始まったときが、先ほど私が話をした市長がおりるときなのかなと、その文章を見たらそういった解釈があるのかという思いもしたのですが、しかし先ほどの市長の話では、その工事の進捗の中で、いろいろ工事が、要するに私たちの要求を無視して工事が始まったと。始まったということは止められなかったということと言っているわけです。そういうことからして、いわゆる工事が始まって手続が始まったということで答弁している中で、今も市長は話をしておりました。要するに私たちの行為を無視してやっているということを市長は言っているわけですが、しかし当時の市長の答弁というのは、工事が始まる、要するに私たちの要求を無視して工事が始まった。始まったということは止められなかったということになるわけです。そのことを申し上げているということを言っているわけです。まさに現状は今なのです。今、市長のおっしゃられた、無視して工事が始まっているわけです。それが、市長はその状況ですということで認めているのですが、その件についてお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) かなり昔の話で、どういう状況の中でこのようなやりとりがあったのかとなかなか思い出せないではいるのですが、先ほど申し上げましたように、埋め立て工事が始まるということについては、きちんとした手続を経て、県との協議もしっかりやって、岩礁破砕許可であるとか、そういうこともきちんと手続を踏んで、そういう知事の許可も受けて、そういうものが進められているというのであれば、それはやはり埋め立て工事が進んでいますと。いわゆる、前回、知事が取り消しの判断をしたというもので、きちんと手続を経て工事がなされたというのであれば、それは埋め立ての工事も始まったと言えるでしょうけれども、今は知事もおっしゃっているように違法な状態でこれがやられているということからすると、このことは工事がきちんとした手続の中で行われたものというふうには受け入れられないと、私は先ほどから申し上げているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 司法の場でも、県の敗訴で、そして知事においては誠意を持ってこの問題を進めていくと、国との協議の中で進めていくという中で、知事は裁判に従うということでの、これは解釈論かもしれませんが、先ほど市長が、古い資料ではあるのですが、しかしこれは議事録なのです。議事録で残っていた市長の発言なのです。要するに工事が、私たちの要求を無視して、いわゆる県知事の許可申請どうのこうのいろいろあるかもしれませんが、その要求を無視して工事が始まったと。そのときには止められなかった状態だと、これを申し上げていると言っているわけです、市長は。自らそういった発言をしているわけです。要するにいろんな妨害があろうと、工事が始まるなら私はもう止めることはできない、そのことを申し上げているということで、しっかりこうした形で議事録で残っているわけです。それを知事がいろいろ、どうのこうのという発言はあるのですが、そういうことではなくて、要するに無視されて工事が進められている。それに対して市長はそのときが止められなかったということで、言っているのですが、その件に関して、市長、もう一度この件をしっかり踏まえて答弁をお願いしたいのですが。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 先ほども申し上げました。違法な状態で進められているのが、いわゆる国がやるべき仕事としての工事の着手ということはおかしいだろうと。もしそれを認めるならば、私は先ほど違法状態でそれが行われていると。皆さんはそれを、違法状態というのを受け止めるということなのでしょうか。私はそれを受け止められない。したがって、きちんとした手続を経て進められている工事ではないということを先ほどから申し上げているところです。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) そこまで言うのであれば、今回違法な行為で進められているということであれば、仮に知事が今回、工事の停止を求める、あるいは撤回を求める。今回、知事は工事においてきちんと手続をやるべきだということを言っている。そうであればもし知事の、今回行っている行為、要するに作業の停止、そして手続をきちんと踏まえてやるべきだということで訴訟を起こす、7月に起こされると言われている。あるいは撤回を求める。そういったときには市長も、これは正当な司法の判断という認識で理解されるということですね、市長。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 今知事が準備をしている工事差し止め訴訟の話もありました。それによって、同時に仮処分の申し立てをすることによって、工事も止められるということを知事はおっしゃっております。今おっしゃるのは、そういう手続を経た後それがなされたときということですね。私は今現在の話をしているのであって、次の段階のところまでは、今は自分できちんと断言できるという状況ではありません。そのときにまたどうぞ質問をしてください。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) いわゆる、今市長がおっしゃったこの状態というのは、司法の場で、知事の訴訟が公判される、要するに判断される、そういった場合には、市長としては今言う違法な状態から離されるわけでございますので。その裁判、そういう時がまだ来ていない、到達していないというのであれば、そのときには今の市長の発言をしっかり踏まえて、またそのときにしっかり質問してみたいと思っております。それでは事項4、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 質問事項4、要旨(1)、(2)についてお答えいたします。オリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、これまでは教育委員会社会教育課において事前合宿誘致などの取り組みを進めてきておりましたが、今回組織改正に伴いまして、4月からは地域政策部文化スポーツ振興課が所管することになっております。引き続き沖縄県や沖縄県体育協会を初め、関係団体との連携を図りながら、事前合宿誘致に取り組んでいきたいと考えております。次に取り組みの進捗でございますが、名護市も構成団体となっている沖縄2020事前キャンプ等誘致推進委員会事務局の沖縄県、それと沖縄県体育協会のほうで、今月は南米、8月にはヨーロッパ、9月にはオセアニアでの各国オリンピック委員会へ誘致活動を行う予定となっております。その中で、名護市の自転車競技の事前合宿誘致についてもPRしてもらうために、現在沖縄県と内容について調整を進めているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 前回から、私はずっとオリ・パラにおいては、ぜひ盛り上げていただきたいと思っております。この地域としては、本当にオリンピック、聖火の誘致、もう一度再現したいという思いで、いろんなところにアピールしている。そこで、日曜日にNHKの「サンデースポーツ」、これは10時から行われておりましたが「夢、ここで」というコーナーがありました。そこでは住民手づくりの聖火も紹介され、わずか二、三分の訴えではあったのですが、私は伝わったものがあるなと、本当に全国で、当時の1964年からずっと聖火駅伝が続いている、宿泊記念駅伝、これはまさに久志地区しかないようなことで、このオリンピックの取材がなされておりました。そこでは当時、その聖火の駅伝、それに参加した宮里操さん、現在75歳ではあるのですが、彼が主にそのテレビで映し出されて、本当に当時の面影が思い出されて、まさにまたそれを再現したいという思いがあるわけです。そこでまず今回、市制50周年とかぶるのではないかという思いがあって、どういった形で盛り上げていくのか。まずどういった形で、現在いろいろな議論をされているのか。これも伺いたいと思っていたのですが、現在県といろいろやりとりをしているということではあるのですが、現在、県内で何カ所がオリンピックに向けた合宿誘致をされているか確認します。 ○屋比久稔(議長) 金城進 地域政策部長。 ◎金城進(地域政策部長) 先ほどの答弁で申し上げました事前キャンプ等誘致推進委員会のほうに、県内20の市町村が参加しています。この20市町村が今誘致に取り組んでいて、そのうち2カ所が決定しているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) ぜひ名護市も合宿の誘致、そうすることによって、これまで私がいろいろ訴えておりますラグビー場、あるいは陸上競技場、これも国際規模の整備ができるということでありますので、その合宿誘致に向けて、機構改革もされているようでございますので、ぜひ頑張って、これから市民にも施政を反映させてぜひ盛り上げてもらいたいと思っております。これで私の一般質問を終わります。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員の一般質問を終わります。本日は、これにて散会します。お疲れさまでした。散 会(午後4時44分)...